・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「興味がない」

オバマ「いったいどういう意味なんだよ??」

ヤツェニュク「はい?」

オバマ「いや・・・・」

オバマ「どういう意味か分からないことが起きてな。今、ちょっと混乱してるんだ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「・・・・うむ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「もしぼくでよければ何が起きたかお話いただけますか」

ヤツェニュク「非力ながら、お力になれるかも知れません」

オバマ「そうか」

オバマ「ありがとう」

オバマ「いや、オレ。ブログ書いてるんだ」

オバマ「で」

オバマ「『いいね』がつくと嬉しいだろ」

ヤツェニュク「ええ」

オバマ「ただ先日」

オバマ「落とした財布がどこ探しても見つからなくて泣いたことを記事に書いたんだが」

オバマ「それで『いいね』が130超えてたんだ」

ヤツェニュク「すごいじゃないですか」

オバマ「いや」

オバマ「そうじゃないんだ」

オバマ「それでさ」

オバマ「なんかさ」

オバマ「みんなオレが財布落としたから『いいね』つけた気がしてさ」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「『いいね』ってさ」

オバマ「何に対していいと思っているのか、分からない時がないか??」

ヤツェニュク「そうですね。でも今回の場合は」

ヤツェニュク「それはもちろん記事に対してみなさん『いいね』を押したんだと思います」

ヤツェニュク「落ち込まないでください!がんばってください!という気持ちを込めてみなさん『いいね』押してるのは間違いありません」

ヤツェニュク「そんなに考えることないじゃないですか」

ヤツェニュク「たくさんの人が興味をもってくれているということは単純に素晴らしいことじゃないですか」

オバマ「・・・・そうか?」

オバマ「そうだな」

オバマ「いいこと言うじゃないか」

オバマ「何だか混乱が収まった気がする」

オバマ「ありがとう!」

ヤツェニュク「じつをいうと」

ヤツェニュク「ぼくもオバマさんのブログでその記事見たんですけど、良いと思いました」

オバマ「え?」

オバマ「そうなの?」

ヤツェニュク「はい!」

オバマ「そうか!」

オバマ「・・・・で」

オバマ「おまえは『いいね』押したのか?」

ヤツェニュク「え?」

ヤツェニュク「ええ」

ヤツェニュク「あ」

ヤツェニュク「いや」

ヤツェニュク「『いいね』押そうと思ったんですよ」

ヤツェニュク「押そうと思ったんですが」

ヤツェニュク「急に激しい腹痛に襲われたので」

ヤツェニュク「それでトイレに駆け込んだんです」

ヤツェニュク「で、二時間くらい篭ってたんですけど。何も出なくて」

ヤツェニュク「そのあとも宅急便の対応したり」

ヤツェニュク「急に友達が遊びに来て一緒にDVDで映画を2本見たりして」

ヤツェニュク「そういうわけで」

ヤツェニュク「『いいね』のことすっかり忘れてしまいました・・・・」

ヤツェニュク「だから」

ヤツェニュク「『いいね』・・・・」

ヤツェニュク「押してません」

オバマ「・・・・」

オバマ「そうか・・・・」

オバマ「それなら仕方ないな・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「おまえぜんぜん興味ないだろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「オバマ氏の世間話」

オバマ「きみ!」

記者「はい!」

オバマ「何かおもしろい話はないかね」

記者「オバマさん」

オバマ「うむ」

オバマ「何かね」

記者「じつは先日・・・・」

記者「64歳の大学生が盗撮で逮捕されたニュースをやっていたんです」

オバマ「何だと?」

記者「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「・・・・こいつは驚いた」

オバマ「42浪じゃないか!」

記者「違います」

オバマ「何だと?」

オバマ「違う??」

記者「はい」

記者「オバマさんは間違っていらっしゃいます」

オバマ「オレが間違っているだと?」

オバマ「オレのどこが間違っているんだ?」

記者「42浪じゃありません・・・・」

記者「46浪です・・・・」

オバマ「46浪だと??」

記者「そうです」

記者「46浪です」

オバマ「そうか」

オバマ「46浪か・・・・」

オバマ(泣く)

ポデスタ「いや」

ポデスタ「確かに42浪ではないが・・・・」

ポデスタ「46浪でもないだろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

問い

根本「あのさ」

記者「はい」

根本「『鬱』っていう文字なんだけどさ」

根本「何であんなに難しいんだろ」

記者「ええ」

記者「そうですね」

記者「『鬱』って読むこと自体は分かりますが」

記者「あれを書くのは難しいですねえ」

根本「あれさ」

根本「覚えろって言われたらどうする?」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

根本「鬱になるよな」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「頭の中」

「人々は・・・・」

「ハムスターが遊具でぐるぐる走っているのを見てかわいいと言う・・・・」

「しかし彼ら自身は果たして楽しいと思っているのだろうか?」

「もしハムスターが喋れたら」

「これしかやることねえんだよ!」

「って言うんじゃないか・・・・」

「いや、これ」

「悲痛だな」

「訂正・・・・」

「わたくしが彼らの立場ならボケてみたい」

「そうだな」

「ぐるぐる走り終わった時・・・・」

「遊具から降りて・・・・」

「はっ!おんなじとこや!」

「・・・・こんなボケはどうだろう」

「ああ」

「なんか悲しくなってきた・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

怖い話

根本「ポニーテールって怖いよな?」

記者「はい?」

根本「いや」

根本「ポニーテールって怖いよな?」

記者「いえ、わたくしはべつに怖くありませんが」

記者「かわいいじゃないですか」

根本「それは若い女性の場合だろ!」

根本「それはぼくもわかってるんだよ」

根本「ぼくが言ってるのはシルバー世代のことなんだ」

記者「はあ・・・・」

記者「おじいさんでポニーテールなんていますか?」

根本「例えば、職人でもないのに庭や家にこだわり持ってる人で髪が長くて束ねてる人いるだろ」

根本「ホームセンターなんかで良く見かける類の人だ」

根本「あ、達人だ!て思うんだけどさ・・・・」

根本「何の達人だかわからない・・・・」

根本「そういう人だよ」

記者「怖いんですか?」

記者「怖いだろ」

根本「ふつう、おじいさんがポニーテールしてるなんて思わないからさ」

根本「ポニーテールのおじいさんが前からゆらゆら揺れながら歩いてきたら・・・・」

根本「あ!」

根本「背後に誰かいる!」

根本「霊か??」

根本「て思うんだよ」

根本「でもよく見たらポニーテールなんだ」

記者「・・・・なるほど」

根本「でもさ」

記者「はい」

根本「一度だけほんとにおじいさんの背後に誰かいたんだ」

根本「あれはびっくりしたね」

記者「えっ?」

記者「ほんとですか?!」

記者「正体はいったい何だったんですか?!」

根本「いや」

根本「小さいおばあさんだった」

根本「脚はちゃんとあったから」

根本「奥さんだろうな」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実話

(昼食の時間)

サンダース「バイデンさん」

バイデン「何かねサンダースさん」

サンダース「わしはむかし・・・・」

サンダース「おまえぜんぜんわらび餅売る気ねえだろ」

サンダース「て、言いたくなるやつを目撃したことがあるんだ」

バイデン「そうなのかい」

サンダース「うむ」

サンダース「わしだけじゃない」

サンダース「誰が見てもそうつっこみたくなつようなやつだ」

サンダース「あれはまさに未知との遭遇だった」

バイデン「そうか」

バイデン「それで思い出したが、わたくしの若い頃はよく八百屋が来ていたよ」

サンダース「そうなのかい」

バイデン「うむ」

バイデン「わたくしは東京の府中市に住んでいたんだが」

バイデン「え~やおや~やおや~やおや~、やおや~やおや~やおや~」

バイデン「という感じでいつも来ていた」

バイデン「だがいつも停車せずに通過するだけなのであの八百屋はわたくししか聞こえてないんじゃないかと思っていた」

サンダース「そうなんだ」

サンダース「わしの場合もそうなのさ」

サンダース「わらびもち屋はいつも来るのに一度も停車せず、通過するだけなんだ」

サンダース「誰も気づいていないのか?」

サンダース「わししか気づいていないのか?」

サンダース「だからどんなやつかと思って見に行ったんだ」

サンダース「わしは驚いた・・・・」

サンダース「まず、バリバリの暴走族仕様のシャコタン車を想像してくれないか」

サンダース「で」

サンダース「その屋根に申しわけ程度の拡声器が設置されていたんだ」

サンダース「その上で、え~わらび~もち~わらび~もち~って言ってるんだ」

サンダース「わしはあいつを見るが早いか」

サンダース「ウソつけ!!!」

サンダース「と叫んでいた・・・・」

バイデン「ふむ」

サンダース「あれを目撃した時のわしの気持ちがきみに分かるか?」

サンダース「おまえぜったいわらび餅売ってねえだろ!と」

サンダース「仮に何か売ってるとしてもそれはわらび餅じゃねえだろ!と」

サンダース「百歩譲って例えわらび餅売ってても誰もおまえから買わねえだろ!と」

バイデン「なるほど」

バイデン「きみの言うことにも一理あるよ」

サンダース「きみもそう思うかね」

サンダース(遠くにまなざしを向け)

サンダース(郷愁に想いを馳せる)

サンダース「今思えば・・・・」

サンダース「いま思えばの話なんだが・・・・」

サンダース「あれは・・・・」

サンダース「あれはもしかして・・・・」

サンダース「暗号だったんじゃないか??」

バイデン「あのう看護師さん」

バイデン「昼飯はまだですか?」

サンダース「もしもし?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「オバマ氏の世間話」

オバマ「きみ!」

記者「はい!」

オバマ「何か悲しい話が聞きたいな・・・・」

オバマ「何かないかね?」

記者「え?」

記者「ええ」

記者「そうですね」

記者「先日、TVで逮捕された人を見たんですが」

記者「その逮捕された男は・・・・」

記者「散髪したばかりでした・・・・」

オバマ「何だと?」

記者「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ(泣く)

オバマ「散髪したあとは絶対に逮捕されたくないよな・・・・」

オバマ「男の無念が手に取るように伝わってくるようだ」

オバマ「・・・・で」

オバマ「なぜ彼は逮捕されたんだ?」

記者「え?」

記者「あ」

記者「・・・・いや」

記者「もうしわけありません」

記者「あまりにキレイな刈上げに目を奪われてしまい」

記者「なぜ彼が逮捕されたのか覚えていません・・・・」

オバマ「それほどまでに美しい刈上げか!」

記者「はい」

記者「側頭部に頭髪が生えることを許さないという、非常に強固な意志を確認しました」

記者「仕上がりはまるでスクリーントーンの如し」

記者「漫画家のアシスタントなら品番も言えるでしょう」

ポデスタ「それはもしかして・・・・」

ポデスタ「太めのモヒカンみたいな感じかね?」

記者「まさにそのとおりです」

オバマ(泣く)

オバマ「・・・・あのさ」

オバマ「それって」

オバマ「失敗じゃないの?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

淳二目撃談

記者一同「小泉元首相、おはようございます」

小泉「うむ、おはよう」

記者「今日はなぜわたくしたちをお呼びだてしたのでしょうか」

小泉「うん」

小泉「ちょっとみんなで淳二のことについて考えたくてさ」

記者「そうなんですか」

記者「あの、その前にひとつお伺いしたいのですが・・・・」

記者「淳二というのは稲川淳二さんのことと御見受けしますが」

記者「稲川淳二さんとはお知り合いなんでしょうか?」

小泉「・・・・いや」

小泉「全然」

記者「・・・・」

小泉「・・・・ほら」

小泉「淳二は怪談の大家(たいか)だろ」

小泉「今までたくさん霊のことを語ってきたが」

小泉「自分が死んだらどうするんだろうな」

記者「・・・・」

記者「いや」

記者「どうするも何も」

小泉「でもさ」

小泉「怪談の大家である淳二が怪談で語られないのは損失じゃないか?」

小泉「だから死後は語られる側にいって欲しい」

小泉「わたくしはこう思うんだ」

記者「・・・・はあ」

小泉「だから、例えば・・・・」

小泉「死んだ淳二と生き人形を戦わせてみたい!」

小泉「これはわたくしの淳二目撃談のアイディアのひとつなんだが」

記者「いや」

記者「でも、それじゃあ怪談じゃありません」

記者「バトルものですよ」

小泉「ダメか?」

小泉「それじゃあ・・・・」

小泉「前から暖めている淳二目撃談のアイディアなんだが・・・・」

小泉「例えば君が夜中に目を覚まして枕元に淳二がいてずっと怪談を話してたらどうする?」

記者「・・・・」

小泉「でも淳二の方が怖かった!」

小泉「と、つっこんで締めくくって欲しいんだ」

記者「・・・・いや」

記者「でも、それじゃあやっぱり怪談じゃありません」

記者「ギャグじゃないですか」

小泉「・・・・」

細川「そうだよ」

細川「それじゃあギャグだよ」

小泉(泣く)

細川「あ」

細川「いや」

細川「おもしろいけど」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ネタ

記者「二階さん」

二階「うむ、何かね」

記者「最近、これは如何なものか」

記者「と思ったことがおありでしょうか?」

二階「うん」

二階「あるよ」

記者「是非詳細をお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか」

二階「よかろう」

二階「わたくしはTVでニュースを見ていたんだが」

二階「たしか海外の観光客の特集だったと思う」

二階「外人の娘さんが2人、温泉に浸かってるサルを見つけて喜んでいたんだ」

二階「で」

二階「ひとりの娘さんが温泉に浸かるサルを見て『IT’S COOL』て言ったんだ」

二階「わたくしはその意見を聞いて如何なものかと思ったね」

二階「だって、温泉に入ってるんだから寒いわけないじゃないか、ってね(笑)」

記者「・・・・」

二階「そしたら何と」

二階「もうひとりの娘さんが『それCOOLちゃうやろ、HOTちゃうんけ』てつっこんだんだ」

記者「・・・・」

二階「わたくしはうまい!と思った」

二階「何だか楽しくなってきた」

二階「トータルで見たら良いギャグじゃないかと感心した」

二階「わたくしは外国から来た2人の異人の娘さんのナチュラルなコンビネーションに感動した」

二階「という話さ」

記者「いや、お言葉ですが」

記者「外人さんが『HOTちゃうんけ』なんて関西弁でつっこみませんよ」

記者「二階さん、途中から作ってませんか?」

二階「・・・・」

二階「む」

二階「すまん・・・・」

二階「なぜ分かったんだ・・・・」

記者「ぼくがもし漫画の編集だったらボツですよ」

二階(泣く)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

矛盾

オバマ「あのさ」

オバマ「気づいたんだ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「『死ぬほどがんばれ』て言うだろ」

ヤツェニュク「ええ」

オバマ「でもさ」

オバマ「死ぬほどっていったら死に限りなく近づくということだろ?」

オバマ「そんな今にも死にそうなやつがさ」

オバマ「がんばれるわけないだろ」

オバマ「どう思う?」

ヤツェニュク「・・・・そうですね」

オバマ「例えて言うならさ」

オバマ「10年間寝たきりだったおじいさんをいきなり叩き起こして・・・・」

オバマ「きさま!今すぐトライアスロンに出ろ!」

オバマ「てことだろ」

オバマ「起き上がったおじいさんは倒れながら起き上がり、また倒れながら起き上がる」

オバマ「それを繰り返しながらゴールを目指して走り続けるんだ・・・・」

ヤツェニュク「え?」

ヤツェニュク「おじいさん、水泳と自転車クリアしたんですか??」

オバマ「しかしおじいさんはゴールに辿り着くこともなく、その途上で亡くなる・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「それが死ぬほどがんばるってことだ」

オバマ「すごいイヤだろ」

ヤツェニュク「それイヤですね・・・・」

ヤツェニュク「それじゃあ」

ヤツェニュク「『死なないようにがんばれ』と言うべきなんですかね」

オバマ「そうなるかな」

ヤツェニュク「それでは試しにオバマさんに言ってみたいと思います」

オバマ「うむ」

ヤツェニュク「コホン・・・・」

ヤツェニュク「オバマ!死なないようにがんばれよ!」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「如何でしょうか」

オバマ「・・・・」

オバマ「何かムカつくな・・・・」

ヤツェニュク「がんばれませんか?」

オバマ「絶対がんばりたくない」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「オレの思い違いか・・・・やはり」

オバマ「・・・・『死ぬほどがんばれ』でいいのかもしれん」

ヤツェニュク「それでは」

ヤツェニュク「オバマ!死ぬほどがんばれ!」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「何かムカつくな・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「おまえが言うからかな・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「問い」

根本「あのさ」

根本「永沢くん知ってる?」

記者「え?」

記者「いや知りませんが・・・・」

記者「どなたですか?」

根本「いや『ちびまるこちゃん』の永沢くんだ」

記者「ああ、それなら知ってます」

記者「てっきり根本さんの知り合いの方のことかと思いました」

根本「あのな」

根本「ぼくの知り合いのことを君に聞いても知ってるわけないだろ!」

記者「で」

記者「どういうことでしょうか」

根本「うむ」

根本「永沢くんの頭のことなんだけどさ」

根本「あれって髪型なのかな」

根本「それとも・・・・」

根本「頭蓋骨があんなんなんかな」

記者「はあ」

根本「中でもすごい気になるのが、たまに永沢くんの頭のてっぺんに載ってる帽子なんだ」

根本「たぶんギャグのつもりなんだろうけどさ」

根本「あれは明らかにすべってると思うんだ」

根本「きみはどう思う?」

記者「・・・・」

根本「ぼくは議員の任期中にあれを何とかしたいと考えているんだ」

根本「国民だってあれを何とかしたいと思ってるはずだ!」

根本「どこにも届くことがない声なき声を聞く・・・・」

根本「そしてそれを改める」

根本「これこそが政治家の職務だ!」

記者「・・・・」

根本「ただ」

根本「原作者のさくらももこ女史が亡くなっている以上、永沢くんの帽子を改善するよう勧告することもできない・・・・」

根本「小学館にでも文句言おうか?」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「マジになるな」

麻生「(ひそひそ)二階さん」

二階「うむ」

麻生「今日さ」

麻生「777ナンバーのトラックを見たんだぜ」

麻生「すごいだろ」

二階「そうか」

麻生「何かいいことあるかな」

二階「・・・・」

二階「いや」

二階「あるわけないだろ」

麻生「え?」

二階「そりゃ、777ナンバーのロールスロイスだったらいいことあるかもしれん」

二階「だが、777ナンバーのトラックなんか見てもいいことあるわけない」

麻生「何でだよ?」

二階「いいかね」

二階「もし777ナンバー見ただけで他人にいいことがあるんだったら」

二階「777ナンバーの所有者がとっくに宝くじかなんか大当たりしてトラックなんか捨てて高級車乗ってるはずだろ」

麻生「・・・・」

二階「いや、もし宝くじが大当たりしたなら1台どころの話じゃない」

二階「高級車の4,5台は買えるはずだろ」

二階「でもその人はいまだにトラック運転手なんだろ?」

二階「安い給料でモノを運搬してるんだろ?」

二階「所有者になにもいいことがないということは・・・・」

二階「777ナンバー見てもいいことなんかぜんぜんないんだよ」

麻生「・・・・」

二階「きみもいいかげんいい年齢なんだから他力本願は止めたらどうかね?」

麻生「・・・・」

麻生「そ、そうだな」

麻生「確かに二階さんの言うとおりだ・・・・」

二階「ふん」

麻生「あっはははは・・・・」

麻生「・・・・」

麻生(いや・・・・)

麻生(なにマジになってんだよ・・・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「ウクライナ漫才」

ゼレンスキー「きみ・・・・」

ゼレンスキー「はじめてのお使い知っとるけ?」

ポロシェンコ「なに言うてまんのや」

ポロシェンコ「わし、あれの大ファンやで」

ゼレンスキー「え?ほんまかいな」

ゼレンスキー「わし、きみがあれ見て泣くのぜんぜん想像でけへんわ」

ゼレンスキー「その顔で泣くんかい」

ポロシェンコ「やかましわ」

ゼレンスキー「ここで突然ですが・・・・」

ゼレンスキー「はじまりがあればおわりがある・・・・」

ポロシェンコ「なんやねんきみいきなり」

ゼレンスキー「ちゅうことで、きみ」

ゼレンスキー「はじめてのお使いがあるんなら・・・」

ゼレンスキー「最後のお使いなんて企画、どや?」

ポロシェンコ「・・・・え?」

ポロシェンコ「それ・・・・」

ポロシェンコ「違う種類の涙にならへんか」

ゼレンスキー「わしな・・・・」

ゼレンスキー「日本全国のおばあさんやおじいさんに死に逝く心構え、もってほしいんやわ」

ポロシェンコ「いや、それ余計なお世話やろ」

ポロシェンコ「ひんしゅく買うで~」

ポロシェンコ「おじいさんおばあさんに死ね言うてるようなもんや」

ゼレンスキー「そんなことあれへんがな」

ゼレンスキー「ほんま、なに言うてまんのやきみ」

ポロシェンコ「なんやそれ?」

ポロシェンコ「いや、例えばや」

ポロシェンコ「最後のお使いでお目当てのもんがなかったらどうすんのや?」

ポロシェンコ「悲惨やで~」

ゼレンスキー「あのな」

ゼレンスキー「今日びのスーパー、あれへんもんないがな」

ポロシェンコ「例えば、ガリガリくんが大好きなおばあさんがここにいます」

ポロシェンコ「おばあさんが最後のお使いに行きます」

ポロシェンコ「で、もしそれでガリガリくんがなかったらどないすんのやちゅうてんねん」

ゼレンスキー「は?それならガリガリくん以外のもん買えばええんちゃうんけ?」

ポロシェンコ「アホか!このおばあさんはガリガリくんが好きなんや!ガリガリくんじゃなきゃダメな人なんや!」

ゼレンスキー「は?」

ポロシェンコ「ええか?お目当てのもん買いに行って無い」

ポロシェンコ「そういうことあるやろ」

ポロシェンコ「みじめやろ」

ポロシェンコ「最後のお使いで欲しいもんなかったらどないすんねんちゅうてんねん」

ポロシェンコ「想像してみ?」

ポロシェンコ「非じょーにあと味悪いで・・・・」

ポロシェンコ「おばあさん、死んでも死に切れんがな」

ゼレンスキー「なんでガリガリくん買えへんくらいで死んでも死に切れんのじゃそのばばあ」

ゼレンスキー「それやったら最後のお使い、冬にやったらええんや」

ゼレンスキー「そうやそうや」

ゼレンスキー「確かに、夏やったらガリガリくんが売り切れて無いこともあるかも知れへん」

ゼレンスキー「しかし、冬なら絶対あるはずや。そやろが」

ポロシェンコ「なんやおまえ」

ポロシェンコ「おばあさんに真冬にガリガリくん食わすつもりか??」

ポロシェンコ「それでほんまにおばあさん最後のお使いになったらどないするんじゃ?」

ゼレンスキー「つーかおまえ、ガリガリくんひっぱんなや!」

ポロシェンコ「ガリガリくんひっぱっとんのはわしやない!おばあさんじゃ!!」

ゼレンスキー「そのばばあどこにおるんじゃ!連れてこいや!!」

ゼレンスキー&ポロシェンコ「ありがとうございました~」

客席のおばあさん(・・・・)

客席のおばあさん(ウクライナの漫才師も結構おもろいやん)

客席のおばあさん(あ~なんや)

客席のおばあさん(ガリガリくん無性に欲しいなったわ)

客席のおばあさん(いや・・・・)

客席のおばあさん(最後のお使いになるかもしれへんからやめとこ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「オバマ氏の世間話」

オバマ「きみ!」

記者「はい!」

オバマ「何かおもしろい話はないかね」

記者「オバマさん」

オバマ「うむ」

オバマ「何かね」

記者「じつは先日・・・・」

記者「100歳で大学に入学した人がいたそうです」

オバマ「何だと?」

記者「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「・・・・こいつは驚いた」

オバマ「80浪じゃないか!!」

オバマ「この人はいったい・・・・」

オバマ「今までどうやって生きてきたんだ!?」

記者「違います」

オバマ「何だと?」

オバマ「違う?」

記者「はい」

記者「オバマさんは間違ってらっしゃいます」

オバマ「オレが間違っているだと?」

オバマ「オレのどこが間違っているんだ?」

記者「80浪じゃありません・・・・」

記者「81浪です・・・・」

オバマ「81浪だと?」

記者「そうです」

記者「81浪です」

オバマ「・・・・そうか」

オバマ「81浪か・・・・」

オバマ(泣く)

ポデスタ「オバマさん!」

ポデスタ「そこで泣くのは間違ってます!」

オバマ「えっ?」

ポデスタ「そのおじいさんは卒業時・・・・」

ポデスタ「104歳なんですよ」

オバマ「?」

ポデスタ「卒業しても就職は絶対できないんです!」

オバマ「はっ!」

オバマ「そうか・・・・」

ポデスタ「就活が、そのまま終活になるんです・・・・」

オバマ(泣く)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わたくしごと

わたくし「昔の『童夢』の単行本はかなりのプレミアが付いていて買い戻すことをためらっていたのだが」

わたくし「今年、やっと新装版が登場した」

わたくし「新装版の値段は高め(定価2970円)だが、紙は上質だし、本の大きさは雑誌並みで、頑丈な製本も抜群なので少々高くてもOKだ」

わたくし「それにしても表紙のおじいさんの表情が良い」

わたくし「じつは新装版の『童夢』はアマゾンで見つけた瞬間にほしいものリストに入れていたのだが」

わたくし「発売日当日2022年1月21日に確認したら・・・・」

わたくし「何と」

わたくし「発売と同時に新装版『童夢』は売り切れ・・・・」

わたくし「これまた同日に5000円以上のプレミアを付けられたものがマーケットプレイスに出品されていたのだ」

わたくし「おじいさんの顔はまさに・・・・」

わたくし「それを見た時のわたくしの顔です」

わたくし「・・・・というようなことを即日、新装版『童夢』のレビューに書いたのだが」

わたくし「なぜかわたくしのレビューは『載せられない』旨のメールが来た」

わたくし「なぜだ??」

わたくし「おもしろいだろ」

わたくし「あまりといえばあまりの理不尽・・・・」

わたくし「その後しばらく、わたくしは」

わたくし「自信満々のネタを編集にボツにされた漫画家のような気分だった・・・・」

わたくし「ただ、2日後の1月23日にすぐに『童夢』の在庫が補充され、新装版を手に入れることが出来たので、それはそれで良かったのだが」

わたくし「とにかく・・・・」

わたくし「小ずるい手段で小金を稼ごうとしたアコギな商人の思惑は費えた・・・・」

わたくし「表紙のおじいさんは・・・・」

わたくし「その時のアコギな業者の顔でもある・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「人生」

バイデン「サンダースさん」

サンダース「何だいバイデンさん」

バイデン「あけましておめでとう!」

サンダース「ああ」

サンダース「こちらこそあけましておめでとう」

バイデン「今年もよろしくな!」

サンダース「いやいや。こちらこそよろしくお願いします」

サンダース「ところでバイデンさん」

サンダース「きみはどうやら今日がお正月ということは認識できてるらしいな」

バイデン「何を言ってるんだ」

バイデン「あたりまえだろw」

サンダース「よかったよかった」

サンダース「幸先良いスタートじゃないか」

バイデン「ところでサンダースさん」

サンダース「何だいバイデンさん」

バイデン「それにしても昨年はいいことばかりだったな」

サンダース「うん、そうだな」

サンダース「きみは何が一番楽しかったんだい?」

バイデン「そうさな」

バイデン「昨年は年越し蕎麦がうまかったなあ!」

サンダース「わかるよ」

サンダース「出汁がうまかったよな」

サンダース「まさに五臓六腑に染み渡るような・・・・」

サンダース「・・・・え?」

サンダース「いや」

サンダース「きみ、蕎麦アレルギーだから食べなかっただろ」

サンダース「他には?」

バイデン「昨年の『笑ってはいけない』シリーズはおもしろかったなあ~!」

サンダース「はっはっはっは」

サンダース「ほんとだな」

サンダース「今、思い出しても笑えるわ」

サンダース「いや」

サンダース「ちょっと待て」

サンダース「もう一昨年からやってないだろ」

サンダース「流れに乗ってアブなく賛同するところだったわ・・・・」

サンダース「で、他には?」

バイデン「昨年の紅白歌合戦はすごい楽しかった!」

サンダース「そうだな」

サンダース「目玉は、何と言っても松任谷由実の50周年の歌唱とステージ引退を決意した加山雄三の歌唱だろ」

バイデン「いや、昨年の紅白は、他にもYoshikiのバンドがよかったよ」

バイデン「あ、そういえば、昨年の紅白は桑田の同級生バンドもなかなかおもしろかったよ」

サンダース「わかるわかる」

バイデン「で、昨年はじめて知ったんだが・・・・」

バイデン「大友康平はドラムも叩くんだ」

サンダース「そうだっけ?」

バイデン「うむ」

サンダース「そうか」

バイデン「ほんと」

バイデン「昨年は大友康平にはびっくりさせられたわ」

サンダース「うんうん」

サンダース「わかるわかる」

サンダース「きみの言う通りだよ」

サンダース「きみの言う通りなんだが、何かひっかかるんだ・・・・」

バイデン「そうか?」

サンダース「うん」

サンダース「きみ、さっきから昨年、昨年て言ってるだろ?」

サンダース「ぜんぶ昨日のことじゃないか」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不安

根本「あのさ」

記者「はい」

根本「ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ」

記者「ええ」

根本「あの・・・・」

根本「ブレイクダンスってさ」

根本「すごいかいー人みたいじゃないか?」

記者「え・・・・」

根本「現実的なかゆみじゃないんだよな」

根本「もう、それこそトムとジェリーみたいなかゆみなんだよ」

根本「とんだりはねたりしてさ」

根本「挙句に背中でぐるぐる回ったり・・・・」

根本「どんだけかいーんだよって・・・・」

根本「オレ、おかしいのかな?」

記者「いえ」

記者「人にはそれぞれの感性というものがありますから・・・・」

記者「確かに一般的ではないかもしれませんが・・・・」

記者「別段、おかしいことではないと思いますよ」

根本「そうかな?」

根本「よかった・・・・」

根本「でもさ、心配なんだよ」

記者「え?」

記者「何がご心配なんでしょうか?」

根本「いや・・・・」

根本「もしさ」

根本「・・・・もし」

根本「ぼくにダンスコンテストの審査員の依頼が来たらどうしようかな、と思ってさ」

記者「・・・・」

根本「政治家だからぼくに絶対依頼が来ないってことはないだろ?」

根本「万が一ということもある」

記者「はあ・・・・」

根本「オレ、ずっと笑ってると思うんだ」

根本「お笑いコンテストでもないのにずっと笑ってたらおかしいだろ?」

根本「ちょっと想像してみてくれないか」

記者(イメージしている)

記者「うわあ・・・・周囲の視線すごい冷たいですよ・・・・」

根本「うわっ、こわ・・・・」

根本「どうかダンスコンテストの審査員の依頼が来ませんように」

根本「もう怖くてたまらんわ・・・・」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よかろう

オバマ「あのさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「最近『よかろう』って誰も使わないだろ」

ヤツェニュク「ええ」

オバマ「日本語の中で一番使われていない言葉なんじゃないか」

オバマ「オレはそう思うんだ」

ヤツェニュク「確かにそうかもしれません」

オバマ「おれはもっと『よかろう』を使いたい」

オバマ「せめてオレだけでも『よかろう』を盛り上げたいんだ」

オバマ「どうだ、協力してくれるか?」

ヤツェニュク「もちろんです」

オバマ「じゃあ、オレ『よかろう』って言うからさ、そこまでに至る会話、ふってくれないか」

ヤツェニュク「ぼくでよろしければ是非ご協力させてください!」

オバマ「よし、たのむぞ!」

ヤツェニュク「では・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「おい、オバマ」

ヤツェニュク「金くれ」

オバマ「よかろう」

オバマ「いや、ちょっと待て」

オバマ「これ会話じゃないだろ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「あのな」

オバマ「オレは会話のキャッチボールがしたいんだ」

オバマ「もっと意外性盛り込んでうまいこと会話を練りあげてくれないか」

オバマ「たのむわ」

ヤツェニュク「失礼いたしました」

ヤツェニュク「では改めて・・・・」

ヤツェニュク「オバマさん」

オバマ「うむ、何かね」

ヤツェニュク「ぼく、自宅の方がより良い案が出ると思うんですよ」

ヤツェニュク「一旦帰宅してもよろしいでしょうか」

オバマ「よかろう」

オバマ「いや」

オバマ「これもなんかひっかかるな」

オバマ「おまえさ、前にも同じこと言ってただろ」

オバマ「ペンとノート買えよって言ったのに完全に忘れてたし」

オバマ「普通あんなに見事に忘れるもんか??」

ヤツェニュク「いえ、ご心配なく」

ヤツェニュク「今現在、ペンとノートは買い置きしてあるんです」

オバマ「えっ、そうなの?」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「そうか・・・・」

オバマ「それならば、今回はおまえを信じよう」

オバマ「今回は一旦帰宅しても良い」

ヤツェニュク「ありがとうございます」

オバマ「よし」

オバマ「じゃ頼むぞ!」

ヤツェニュク「任せてください!」

ヤツェニュク(帰宅)

ヤツェニュク(2週間経過)

ヤツェニュク(戻ってくる)

オバマ「どうだ何か良い案は浮かんだか?」

ヤツェニュク「もうしわけありません」

ヤツェニュク「ぼく先日、ペンとノート買い置きしてあるって言いましたけど・・・・」

ヤツェニュク「そう思ってただけでした」

オバマ「そうか」

オバマ「それなら仕方ないな・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「おまえぜんぜん興味ないだろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

80浪

オバマ「あのさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「オレ、この前さ」

オバマ「・・・・こいつは驚いた」

オバマ「80浪じゃないか!!」

オバマ「ていうギャグを考えたんだ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

オバマ「これが案外子供たちにウケてさ」

オバマ「ひさびさの大ヒットよ」

オバマ「『ぼくも80浪って言いたい!』『あたしも80浪って言いたい!』って、うるさくてさ」

ヤツェニュク「すごいじゃないですか」

オバマ「でもさ、日常で『80浪』なんてなかなか使えないだろ」

オバマ「80浪なんてすごい特殊な状況だからさ」

オバマ「だから、使う機会がないんだ」

オバマ「で、がっかりした子供たちがかわいそうでさ・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「そうですね」

ヤツェニュク「こうなったら実際に80浪を作るしかありません」

オバマ「作る?」

オバマ「80浪を作るのか?」

ヤツェニュク「はい」

ヤツェニュク「80浪を作るんです」

ヤツェニュク「たとえば来年2浪が決まった浪人生を捕まえきて・・・・」

ヤツェニュク「『きさま、あと79浪しろ!』と、脅すのはどうでしょうか?」

オバマ「おまえは何もんだ?」

オバマ「ならず者か?」

オバマ「いや、ならず者でもない気がするが・・・・」

オバマ「ていうかさ」

オバマ「そいつが80浪になるまで待たないといけないのか?」

ヤツェニュク「・・・・では」

ヤツェニュク「100歳の老人を受験生に改造するのはどうでしょうか?」

オバマ「いや」

オバマ「それもダメだろ」

ヤツェニュク「なぜですか?」

オバマ「いや、そのサイボーグになった老人がだよ」

オバマ「『受験なんかいやだ』と言い出して・・・・」

オバマ「悪の組織と戦い始めたらどうするんだ?」

ヤツェニュク「それは」

ヤツェニュク「思いつきませんでした・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「はっはっはっは」

オバマ「おまえショッカーか?」

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