・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

くま

オバマ「あのさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「このまえすごいかわいい犬をネットで見たんだ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

オバマ「生意気なやつでさ」

オバマ「ひっくり返って、ご主人さまに『なでて』を連発するんだ」

ヤツェニュク「へえ」

ヤツェニュク「それはかわいらしいですね」

オバマ「ところがさ」

ヤツェニュク「ええ」

オバマ「犬の名前がヘンなんだよ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

ヤツェニュク「どこがヘンなんですか?」

オバマ「犬の名前がさ・・・・」

オバマ「くまくんなんだ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「おまえはどこに目をつけてるんだ?」

オバマ「そんなはっはっ言いながら愛嬌ふりまくクマがどこの世界にいるんだよ?と」

オバマ「そう、つっこみたくなってさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「で、前にも『うさちゃん』て名づけてる犬をネットで見たんだけどさ」

オバマ「だ・か・ら~」

オバマ「犬じゃねえか、と」

オバマ「かわいいと思ってうさちゃんて名づけたつもりなんだろうけどさ」

オバマ「ふと気づくと、うさぎって黙ったままじーっと横目でこっち見てるからけっこう怖いんだぜ?」

オバマ「わかってんのか?」

オバマ「え?」

オバマ「どうだ?」

オバマ「オレなんかおかしいこと言ってるか?」

ヤツェニュク「いえ」

ヤツェニュク「お気持ちは大変良く分かります」

オバマ「もうこうなったらさ」

オバマ「オレも、もしいつか犬を飼う日が来たらさ」

オバマ「ねこ」

オバマ「って、呼ぼうかなって思ってるんだ」

ヤツェニュク「それは違うでしょ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実話

根本「お宅様の仰るとおり、読みが浅かった当方の責任です。500円お返ししたいのですが、どうすればいいですか?」

記者「は?」

根本「きみ、これ聞いてどう思う?」

記者「いや」

記者「意味が分かりませんが・・・・」

記者「どういうことなんでしょうか」

根本「先日・・・・」

根本「アマゾンで動物図鑑の商品レビュー見てたんだけどさ」

根本「レビューの中に、上記のコメントがあったんだ」

根本「たぶん年齢がいった人なんだろうな」

根本「それはハンドルネームですぐにわかった」

記者「どんな名前なんですか?」

根本「『ハーゲンダッツウノ』だ」

根本「何か古いだろ」

記者「ええ・・・・」

根本「・・・・とにかく」

根本「上記のようなことは評価で書くべきなんだよ」

記者「わかります」

根本「評価に書くべきことを商品レビューに書いてる方、たまに見かけますね」

根本「しかもさ」

根本「しかもだよ?」

根本「『ハーゲンダッツウノ』は、間違って業者に対する評価を商品レビューに書いてるのにさ」

根本「『いいね』を押した人がいるんだ」

記者「そうなんですか」

根本「・・・・いや」

根本「いいわけないだろ」

根本「おまえはこのレビューのどこがいいのか説明できるのか?と」

根本「説明できるわけないだろ」

根本「そもそも間違ってるんだから・・・・」

記者「・・・・」

根本「つーかさ、今気づいたけど」

根本「読みが浅いってどういうことなんだろ?」

根本「気になるな・・・・」

記者「・・・・」

根本「アマゾンの買い物で『読みが浅いな』って思う時あるか?」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あおり

「違います」

「あなたは間違っています」

「わたくしは試合に負けていません」

「そもそもわたくしは球児ではありません」

「昨日・・・・」

「バキュームカーがゴミ収集車を煽っていたのです」

「これはその涙です」

「両者の間にいったい何があったんだろう」

「それを考えると勝手に涙が出るのです・・・・」

「昨日からずっとそのことばかり考えてしまいます」

「昨日、カレー食べようとしたら、米炊くの忘れてたし・・・・」

「いや、だから」

「負けた球児じゃねえわ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「おれ誰?」

「おーーーーい!!」

「ちゃんと掃除しろよ!」

「おら!」

「ここ!」

「ほこりが落ちてんだろ!」

「おまえらこれが見えないのか?」

「あ?」

「何?」

「何だそりゃ??」

「オレにしか見えないゴミって何だよ??」

「そんなもんあるわけねえだろ!!」

「オレは見えないゴミを見る超能力者か??」

「仮にそうだとしてだよ?」

「見えないゴミが見える超能力者の使命っていったい何だよ??」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「おーーーーーい!!」

「無視すんな!」

「そんなに掃除したくないのかおまえらは??」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ねこ

オバマ「あのさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「オレさ」

ヤツェニュク「ええ」

オバマ「ねこを飼い始めたんだ」

ヤツェニュク「へえ、そうなんですか・・・・」

ヤツェニュク「ねこですか・・・・え?」

オバマ「どうした」

ヤツェニュク「いや、オバマさん」

ヤツェニュク「以前、犬を飼うとき・・・・」

ヤツェニュク「ねこ」

ヤツェニュク「って、呼ぼうかなとかおっしゃってませんでした?」

オバマ「そうだったかな」

ヤツェニュク「ほんとうはねこじゃなくて、犬を飼ってるんじゃないですか?」

オバマ「いや、ねこだ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「ほんとにねこを飼ってるんだ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「はっはっは、しようがないな、おまえは。それじゃあ証拠を見せてやろう」

オバマ「もう毎日写真撮ってるからさ」

オバマ「全部見るのに1日はかかるぞ、かくごしろよw」

ヤツェニュク「そうなんですか」

ヤツェニュク「これは期待しちゃいますね」

ヤツェニュク「ではお願いします」

オバマ「あれ?」

ヤツェニュク「どうしましたか」

オバマ「携帯どっかいっちゃった」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「ウチに置いて来たかな・・・・」

オバマ「そうだ。じゃあ写真見せてやるよ」

オバマ「オレはいつも財布にお気に入りの写真を1枚入れてるんだ」

オバマ「ベストショットだぞ」

ヤツェニュク「はい」

ヤツェニュク「楽しみです」

ヤツェニュク「それじゃあお願いします」

オバマ「あれ?」

ヤツェニュク「どうしましたか」

オバマ「おかしいな」

オバマ「写真もどっかいっちまった」

オバマ「どっかに落としたか??」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

オバマ「なんだ、まだ疑ってるのか?」

オバマ「じゃあ今度おまえ、ウチに来るか?」

オバマ「そしたらオレがちゃんとネコを飼ってることがわかるはずだ」

オバマ「今度の日曜なんかどうだ?」

ヤツェニュク「いえ」

ヤツェニュク「もうしわけないですが、遠慮したいと思います」

オバマ「何?なぜだ?」

オバマ「せっかくねこを見せてやろうと思ったのに」

オバマ「かわいいやつだぜ」

オバマ「たまによそから靴をくわえてくるんだけどな」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「はっはっはっは」

ヤツェニュク「いや」

ヤツェニュク「何か怖いんで・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「ねこ」

オバマ「おい」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「オレが飼ってるねこなんだけどさ」

ヤツェニュク「ええ」

オバマ「まだ名前がないんだ」

オバマ「一緒に名前を考えてくれないか」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「ぼくでよろしければ是非ご協力させてください!」

オバマ「よし!」

オバマ「じゃあオレからいくぞ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「ポチはどうだ?」

ヤツェニュク「ポチ、かあ・・・・」

ヤツェニュク「そうきましたか」

ヤツェニュク「いや、ちょっと待ってください」

オバマ「どうした」

ヤツェニュク「どうしたじゃないですよ」

ヤツェニュク「ポチって代表的な犬の名前じゃないですか」

オバマ「新鮮味がないか?」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「オバマさん・・・・」

ヤツェニュク「先日ねこを飼ってると力説してましたけど」

ヤツェニュク「やっぱり犬を飼ってるんじゃないですか?」

オバマ「何を言ってるんだ」

オバマ「オレはネコを飼ってるんだ」

ヤツェニュク「ほんとですか?」

オバマ「うむ、ほんとうだ」

オバマ「証拠を見せられないのは残念だがな」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「で、おまえはどんな名前がいいと思う?」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「そうですね」

オバマ「ねこらしい名前をつけてくれよ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「それじゃあ」

オバマ「うむ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「ラッシー」

ヤツェニュク「なんて如何でしょうか?」

オバマ「ラッシー??」

ヤツェニュク(どきどき)

オバマ「ラッシーだと??」

ヤツェニュク(どきどき)

オバマ「おまえ・・・・」

ヤツェニュク(どきどき)

オバマ「いいね!」

オバマ「気に入った!」

オバマ「オレのねこは今日からラッシーだ!」

ヤツェニュク「やっぱ犬飼ってんでしょ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「苦悩」

オバマ「うるさいな」

オバマ「なんだあの暴走族は・・・・」

オバマ「いや、暴走族っていうか」

オバマ「あいつはいつもひとりで吹かしてるから暴走族と呼ぶのはおかしいな」

オバマ「暴走人・・・・」

オバマ「なんだよ暴走人て??」

バイデン「あのな、あの吹かしを憎むな」

バイデン「いいやつだと思うんだ」

オバマ「いいやつですか」

バイデン「そうすれば怒りも収まるというものだ」

オバマ「うむう」

オバマ「そうかな・・・・」

オバマ「例を挙げていただけますか」

オバマ「そうしたら納得できるかもしれません」

バイデン「そうだな」

バイデン「あの吹かしはじつは」

バイデン「アンパンマンのレトルトカレーしか食わないんだ」

オバマ「すごいいいやつじゃないですか」

オバマ「いや」

オバマ「別にいいやつでもいねえだろ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「苦悩」

オバマ「うるさいな」

オバマ「また誰かが吹かしている・・・・」

オバマ「あ」

オバマ「またあいつか」

オバマ「うん?」

オバマ「今日は2人じゃないか」

オバマ「友達いたのかあいつ??」

オバマ「つーか」

オバマ「まだ暴走族って呼べない」

バイデン「あのな、ああいうやつはいいやつだと思え」

オバマ「いいやつ?」

バイデン「そのとおりだ」

バイデン「そうすれば怒りも収まるというものだ」

オバマ「無理ですよ」

オバマ「でも、もしも」

オバマ「良い例をひとつ挙げていただけたら納得しそうですけど」

バイデン「そうだな」

バイデン「あいつらはじつはカラオケで良く・・・・」

バイデン「サイモン&ガーファンクルを歌うんだ」

オバマ「すごいいいやつじゃないですか」

オバマ「いや」

オバマ「ホントかよ?!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「人生」

(昼食中)

バイデン「う~ん」

バイデン「と」

バイデン「何だっけな」

サンダース「どうしたのかねバイデンさん」

バイデン「いや、あのさ」

サンダース「うむ」

バイデン「ブタ肉に入ってるビタミンてなんだったかな?」

サンダース「それなら知ってるよ」

バイデン「ほんとかね」

サンダース「うむ」

サンダース「ビタミンBさ」

バイデン「そうだっけ?」

サンダース「そうさ」

バイデン「でもさ、ビタミンてA、B、C、Eとたくさんあるだろ?混乱するんだよな」

バイデン「どうやってビタミンBを覚えたらいいかな」

サンダース「何、簡単なことさ」

サンダース「ビタミンBは、ブタのBと覚えればいいんだ」

バイデン「そうか」

バイデン「サンダースさん」

バイデン「あんた、頭がいいな!」

サンダース「はっはっは」

サンダース「やめてくれよ」

サンダース「そんなことないさ」

バイデン「いや、頭がいいさ」

バイデン「だってこれ」

バイデン「気づきそうでなかなか気づかないだろ」

サンダース「そんなことはないさ」

サンダース「もうあんまり誉めないでくれないか」

サンダース「苦手なんだ」

バイデン「いや、きみのおかげでビタミンBのことを覚えることが出来たんだ」

バイデン「じつにたいしたもんだ」

バイデン「ほんとほんと」

バイデン「サンダースさん・・・・ありがとう(涙)」

サンダース「バ、バイデンさん・・・・」

サンダース「きみがそんなに喜んでくれるなんて」

サンダース「すなおに嬉しいよ・・・・」

サンダース「何だかニヤケ顔が止まらない」

サンダース(照れ笑い)

バイデン「あのう、看護師さん」

バイデン「昼飯はまだですか?」

サンダース「もしもし?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「命名」

オバマ「おい」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「オレは今、バカボンのキャラに名前をつけることにハマっているんだ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

オバマ「おまえはバカボンの登場人物に名前がないことを知っているか?」

オバマ「ちゃんと名前がついているのは、はじめちゃんくらいなんだ」

ヤツェニュク「えっ、そうなんですか」

オバマ「名前がないせいで世の中、バカボンのパパをバカボンだと思ってるやつもいると思うんだ」

オバマ「だからみんなにちゃんと名前をつけてあげようと思ってさ」

ヤツェニュク「いや、バカボンも名前があるじゃないですか」

オバマ「・・・・」

オバマ「なに?」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「おまえはあれが名前だと思ってるのか?」

オバマ「あのな」

オバマ「もしオレが両親にバカボンと命名されてたら暴れてるぞ!」

ヤツェニュク「もうしわけありません」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「レレレのおじさんは何と命名されましたか?」

オバマ「うむ」

オバマ「良く聞いてくれた」

オバマ「彼はもちろん『純(じゅん)』だ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク(・・・・もちろん?)

ヤツェニュク「では、おまわりさんは?」

オバマ「彼は『初男(はつお)』だ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク(いや、おまわりさんて長男かよ?)

ヤツェニュク「では、バカボンのパパはいかがですか?」

オバマ「彼は『富士雄(ふじお)』だ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク(それ原作者だよ・・・・確かに石森章太郎が『バカボンは赤塚そのものだ』って言ってるけど・・・・ちょっと待って。石森が言及してるバカボンてほんとはバカボンのパパのことじゃないの?)

オバマ「で」

オバマ「バカボンは『則郎(のりお)』だ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「あと、主人公に苗字がないのはおかしいから・・・・」

オバマ「『安間』にした」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「オバマさん」

オバマ「何だ?」

ヤツェニュク「安間則郎(のりお)って誰だよ?」

ヤツェニュク「しかも則郎(のりお)ってのりろうって読んじゃうよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「会話」

オバマ「あのさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「オレさ」

オバマ「ミイラ取りがミイラになる」

オバマ「って言いたいんだ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

オバマ「会話の最後にこれでキメたらすごいかっこいいと思うんだ」

オバマ「おまえはどう思う?」

ヤツェニュク「いや、確かに」

ヤツェニュク「ぼくもかっこいいと思います」

オバマ「だろ?」

オバマ「だからそこに至るまでの会話を振ってくれないか」

オバマ「ビシッとキメてみたいんだ」

ヤツェニュク「なるほど」

オバマ「おまえにできるか?」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「非力なぼくですが、是非ご協力したいです!」

オバマ「よし、頼むぞ」

ヤツェニュク「はい」

ヤツェニュク「では・・・・」

ヤツェニュク(コホン)

ヤツェニュク「オバマさん」

オバマ「うむ、何かね」

ヤツェニュク「エジプトでは昔から盗掘が行われていたんですよ」

ヤツェニュク「知っていましたか?」

オバマ「何だと?」

オバマ「ほんとうか?」

ヤツェニュク「ええ」

ヤツェニュク「ほんとうです」

オバマ「ふむう」

オバマ「それは考えさせられるな」

ヤツェニュク「でも、せっかくミイラを見つけても天井が崩れたりして盗掘人が閉じ込められてミイラになってしまうこともあったそうです」

オバマ「そうか」

オバマ「それはまるで・・・・」

オバマ「『ミイラ取りがミイラになった』ってやつだな」

オバマ「いやちょっと待て」

ヤツェニュク「えっ」

ヤツェニュク「如何なされましたか」

オバマ(泣いている)

オバマ「あのな」

オバマ「それ由来だろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「根本の疑問」

記者「あのう、根本さん」

根本「うん、何だい」

記者「〇〇社の記者のものです」

記者「ぜひ質問したいことがあるのですがお時間の方よろしいでしょうか?」

根本「ああ大丈夫さ」

記者「ではいきなりですが」

記者「最近、初めて知ったことなどありますか?」

根本「初めて知ったこと?」

記者「やはりありませんかね」

根本「いや、あるんだよ」

根本「これが」

根本「しかもちょうど昨日のことだ」

根本「きみは運が良い男だな(笑)」

記者「はい(笑)よかったです」

記者「よろしければ詳細などお教えいただけますか?」

根本「もちろんさ」

根本「ぼくは昨日、鉄腕アトムの本をパラパラめくっていたんだが」

根本「アトムには7つの力があるだろ?」

記者「ええ」

根本「ぼくは昨日初めて知ったんだがその中のひとつはいらないと思うんだよ」

根本「あれは絶対必要ない」

記者「そうなんですか」

根本「たぶん当時はすごい力だと思われたかもしれないがね」

記者「へえ」

根本「それはどんな力なんでしょうか?」

根本「どんな計算も1秒でできるという力だ」

根本「耳の力は人の百倍、10万馬力、善人か悪人かわかる、目がサーチライトになる、60ヶ国語を話せる、ジェットで空を飛ぶはわかる」

根本「だが、どんな計算も一秒でできる力はいらないと思うんだ」

記者「そうでしょうか」

根本「だってさ」

根本「例えば192837465×918273645を1秒で計算できたらすごいけどさ」

根本「0×0も1秒かかるんだろ?」

根本「だからそんなにすごいとは思わないんだよな」

記者「・・・・」

根本「・・・・確かにぼくに192837465×918273645の計算は不可能だ」

根本「そこはアトムに分配を譲らざるを得ない」

根本「しかし・・・・」

根本「0×0だったら絶対オレの方が早い!」

根本「ぼくにはその自信がある」

記者「・・・・」

根本「手塚も1秒じゃなくて0.01秒くらいに設定にすべきだったよな」

根本「それだったらすごいけどさ」

記者「・・・・」

根元「手塚は明らかに無理をしたんだ」

根本「7という数字にこだわった」

根本「だから7つの力じゃなくて6つの力に設定すべきだったんだよ」

記者「・・・・」

根本「オレがもし編集だったら手塚にそうアドバイスしただろう」

根本「そして間違いなく彼に感謝されたはずだ(笑)」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「オバマ氏の会話」

ヤツェニュク「あの、オバマさん」

オバマ「ん?何だ?」

オバマ「おまえから何か振るなんて珍しいじゃないか」

ヤツェニュク「ちょっと疑問が浮かんだんです」

ヤツェニュク「オバマさんほどの人物でもショックを受けたことがあるのかな?と」

オバマ「きさま!」

ヤツェニュク「はい?」

オバマ「思い出させるな!」

ヤツェニュク「え?」

オバマ「あれを思い出させるなって言うんだ!」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「あの、いったい何があったんでしょうか」

ヤツェニュク「もしよろしければぼくにすべてお話いただけますか?」

オバマ「何だと?」

ヤツェニュク「いやな記憶を自分の中だけに秘めて置くのは精神衛生上よくないですし」

ヤツェニュク「誰かに話すだけでも不快感が改善するかもしれませんよ」

オバマ(泣く)

オバマ「むう、ありがとう」

オバマ「おまえほんとにいいやつだな」

ヤツェニュク「いえ」

オバマ「つい先日、ものすごいショッキングなことがあったんだ」

ヤツェニュク「ほんとうですか」

ヤツェニュク「いったい何があったんですか?」

オバマ「聴いて驚くなよ」

オバマ「オレはある夜、ちょっくら腹ごなしの散歩をしてたんだ」

オバマ「すると」

オバマ「闇の中からナウシカの歌が聞こえてきたんだ」

ヤツェニュク「安田成美の主題歌ですか?」

オバマ「違うわ」

オバマ「ラン、ランララ、ランランランの方だ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「良く見ると小さい子供がしゃがんで悲しそうにラン、ランララ、ランランランとくちずさんでいたんだ」

オバマ「オレはゾッとした」

オバマ「おまえも想像してみろよ」

ヤツェニュク(イメージしている)

ヤツェニュク「うっ」

ヤツェニュク「これは怖いですね」

オバマ「だろ?」

オバマ「最初は霊かと思ったくらいだ」

オバマ「そのくらいの迫力があった!」

オバマ「大の大人を腰砕けさせる如き破壊力だ!」

オバマ「オレは直感で霊だと思ったから背中を向けて逃げようと思ったんだが、そしたら逆に追いかけられそうな気がしてさ」

オバマ「で」

オバマ「意を決して話しかけてみたんだ」

ヤツェニュク「え、すごいですね、それ」

ヤツェニュク「怖くなかったんですか」

オバマ「怖いに決まってんだろ」

オバマ「でもさ」

オバマ「ラン、ランララ、ランランランって歌ってるやつに追いかけられるよりマシだろ」

ヤツェニュク「ごもっともです」

オバマ「で」

オバマ「坊や、いったい何があったんだい」

オバマ「お兄さんに話してみなさい」

オバマ「オレはそう話しかけたんだ」

オバマ「だがその子は何も答えない」

オバマ「振り向きもしないんだ」

オバマ「よほど何かいやなことが起きたんだろうな」

オバマ「かわいそうに・・・・」

ヤツェニュク(静かにメガネを取り涙を拭う)

オバマ「で、オレは尚も話しかけた」

オバマ「何がいったいそんなに悲しいんだ?」

オバマ「どんなにイヤなことでもさ」

オバマ「誰かに話すだけで不快感は改善するかもしれないんだぜ、と」

オバマ「そう問うた」

ヤツェニュク「どっかで聞いたセリフですが・・・・」

オバマ「すると子供が口を開いた」

こども「別に悲しいことなんかないよ」

こども「ただ・・・・」

こども「ラン、ランララ、ランランランが悲しいんだ」

オバマ「彼はそう答えたんだ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「ほほお」

オバマ「おまえ全然興味ないだろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「麻生の驚き」

麻生「(ひそひそ)二階さん」

二階「うむ」

麻生「知ってるか?」

二階「何が」

麻生「ピカソってすげえんだぜ」

麻生「ピカソの父親は画家だったんだが、息子があまりにうますぎるから父親は筆を折ったというんだ」

麻生「そして画材をどこかにしまって二度と画を描かなかったんだ」

二階「そうか」

麻生「それだけじゃないぜ」

麻生「こいつが驚きなんだけどさ」

麻生「冬になるとピカソはマキを買う金もないからって今まで描いたデッサンをマキ代わりにくべていたんだ」

麻生「すごくねえか」

麻生「ひと冬越せるだけのデッサンの山って想像できるか?」

麻生「どんだけ描いてんだよ?って」

麻生「ピカソほんとすげえよ」

二階「さっきから何言ってるんだきみは」

麻生「え?」

二階「ぜんぜんすごくないだろ」

麻生「なんだと?」

二階「いや、だから」

二階「ぜんぜんすごくない」

麻生「どういうことなんだよ?二階さん」

麻生「何でそんなこと言うんだよ?」

二階「そんな、くべるくらいデッサン用紙買うくらいなら、まずマキを買いなということさ」

麻生「えっ」

二階「ピカソだって冬になれば寒くなることくらい知ってるはずだろ?」

二階「それなのにデッサン用紙を買いまくる」

二階「大人なんだから所持金の配分くらい考えな、ということだ」

二階「冬になって寒くて凍えるのは自業自得だろ」

二階「わたくしには理解できない」

麻生「・・・・」

二階「ていうか、そもそも・・・・」

二階「マキがないから今まで描いたデッサンをマキ代わりにしたなんて・・・・」

二階「あきらかにピカソのネタだろ」

麻生「え?」

麻生「そうかな・・・・」

麻生「ピカソのネタ・・・・」

二階「・・・・」

麻生「そ、そうかもな」

麻生「あははは」

麻生「二階さんの言うとおりだ」

二階「ふん」

麻生(いや・・・・)

麻生(何マジになってんだよ?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「実話」

「おいちょっとそこのおまえ!」

「今なんつった?」

「何?」

「美大をやめただと?」

「なんでだよ?」

「ふむふむ」

「いや、30年も前の話かよ!」

「こんなとこで思い出話すんなよ」

「うん?美大に入ってわかったことがあるのか」

「ほう」

「それはいったい何だ?」

「そうか・・・・」

「自分は画を描くのは好きだが学校が嫌いだったってことに気づいたのか」

「美大といえど学科があるもんな」

「なになに?学科はまだ分かる、と」

「しかし、美大に入ってまで体育やらされるとは思ってなかった?」

「ほうほう」

「体育が昔から嫌いだったのか」

「しかも第一希望の柔道じゃなくて第三希望のサッカーをやらされたのか」

「まあ、もともと体育が嫌いなのに更に第三希望じゃなかなか納得いかんわな」

「で、サッカーの授業の時に」

「準備体操で2人一組にならなきゃいけないときにいつも韓国の留学生と組んでいた、と」

「彼の言ってることがさっぱり分からなかった?」

「しかも年上だったから気を使って韓国語を理解しているフリしてたのか」

「ものすごい難易度の高い気の使い方だな」

「え?」

「年上だと断言してないだろって?」

「たぶん年上だったと思う?」

「そうか言葉が通じないんだからな」

「そら正確な年齢が分からなくて当然だ」

「え?」

「違う?」

「彼も年齢くらいは言えたかもしれないが敢えて聞かなかった?」

「なぜだ?」

「そうか・・・・」

「年齢聞かなくても見た目があきらかにおじさんだったから」

「気を使って年齢を聞かなかった、と」

「なるほど」

「もし『わたくしは10浪です』なんて衝撃的な告白されても、な・・・・」

「10浪なんて受験に勝ったんだか負けたんだかわからんからな」

「それで韓国留学生のおじさんに気を使いすぎて疲れたのか・・・・」

「それは辛かったことだろうな」

「・・・・ていうか、おまえさ」

「ちょっと弱くね?」

「・・・・え?」

「今なら韓流ブームだから、ギャグで仲良くなれたかもしれないって?」

「どんなギャグだ?」

「アジョッシ、金クレヨー?」

「ふむう」

「他にないか?」

「ブスソリャ?そりゃブス?」

「うん」

「他にはないか?」

「何か臭くないか?クッセーヨ!?」

「なるほど」

「他にないか?」

「ないのか?」

「ぜんぜんおもしろくねええんだよ!!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「おばま氏との会話」

オバマ「なんだこれ?」

オバマ「こんなもん信じられるか!」

ヤツェニュク「どうかしましたか」

オバマ「いや、あのさ」

オバマ「ネットで犬の名前ランキングを見てたんだけどさ」

オバマ「おまえ、一位、何だと思う?」

ヤツェニュク「さあ」

ヤツェニュク「見当もつきません・・・・」

ヤツェニュク「何だったんですか」

オバマ「ムギだ」

オバマ「いや」

オバマ「これ絶対おかしいだろ」

オバマ「ムギってまだ加工してないじゃないか」

オバマ「食えねえだろ」

ヤツェニュク「食べないでください」

オバマ「きなこも上位に入っていたが」

オバマ「きなこはいいよ」

オバマ「加工してあるから」

オバマ「食べれるもんな」

ヤツェニュク「食べないでください」

オバマ「あと、一度ネットで見かけたんだが」

オバマ「理解できなかったのがポメラニアンをちくわと呼んでいた人だ」

オバマ「ぜんぜん似てないだろ」

ヤツェニュク「いや、似る必要はないんじゃないですか」

ヤツェニュク「そのポメラニアンはちくわが好物なのかもしれませんし」

ヤツェニュク「必ずしも似てるものの名前を犬につけなけれないけないということもありません」

オバマ「そうか」

オバマ「まあ確かにそうかもしれないけどさ」

オバマ「だがちくわと呼ぶなら断然ダックスフンドだろ」

オバマ「ポメラニアンをちくわだなんてありえない・・・・」

ヤツェニュク「似てるか似てないかだけでいえばそうかもしれません」

オバマ「ちくしょう」

オバマ「もうこうなったらさ」

オバマ「もしオレが犬を飼う日が来たらさ」

オバマ「ぜったいにホットドッグって呼ぼうと思うんだ」

ヤツェニュク「そうですか」

ヤツェニュク「ということは」

ヤツェニュク「オバマさんはダックスフンドを飼う気なんですね」

オバマ「いや」

オバマ「おれは飼うなら柴犬がいい」

ヤツェニュク「そうですか」

ヤツェニュク「ご随意に」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オバマ氏の怒り

オバマ「ぐああああああああ」

ヤツェニュク「どうしましたか?」

オバマ「どうしましたかじゃねえよ」

ヤツェニュク「失礼いたしました」

オバマ「蚊ってムカつくよな」

ヤツェニュク「ええ」

ヤツェニュク「そうですね」

オバマ「蚊も血を吸うだけならいいんだが」

オバマ「痒くなるからな」

ヤツェニュク「ほんとですね」

ヤツェニュク「おっしゃるとおりです」

ヤツェニュク「これはある意味」

ヤツェニュク「泥棒が貴重品を盗むだけでなく」

ヤツェニュク「うんこしていくのと似てますからね」

オバマ「は?」

オバマ「いやそうじゃなくてさ」

オバマ「血を吸われ、痒くなる以上に蚊がムカつくんだ、オレは」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「犬が吠えてムカつくなら」

オバマ「このクソ犬が!バカ犬が!」

オバマ「って罵倒できるだろ?」

オバマ「カラスなんかもそうだ」

オバマ「このクソカラスが!バカカラスが!」

オバマ「って怒れる」

オバマ「でも蚊は罵倒できない」

ヤツェニュク「そうですか?」

オバマ「だってさ」

オバマ「おまえ蚊に怒ってみ?」

ヤツェニュク「蚊に怒るんですか」

オバマ「うむ」

ヤツェニュク「では・・・・」

ヤツェニュク「このバカ蚊!クソ蚊!」

オバマ「ほら」

オバマ「そうなるだろ」

オバマ「語呂が悪いじゃないか」

オバマ「蚊は血を吸うだけじゃない」

オバマ「あいつらは言葉のリズムを殺しているんだ」

オバマ「それでムカつくんだ」

オバマ「蚊は一文字だからさ」

オバマ「犬やカラスみたいに感情を充分に乗せることが出来ないんだ」

ヤツェニュク「はあ」

オバマ「先日なんかさ」

オバマ「痒みなんか忘れるほどムカついてさ」

オバマ「蚊を命名したやつ誰だよ?って」

オバマ「ずっと考えてたら脳が冴えてぜんぜん眠れなくてさ」

オバマ「wikiにも出てないんだ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「ああ、英語圏が羨ましい」

ヤツェニュク「なぜでしょうか?」

オバマ「なぜかだと?」

オバマ「いいか」

オバマ「英語圏では蚊は一文字じゃないだろ」

オバマ「なんつったってモスキートだからな」

オバマ「蚊が一文字なのはたぶん日本だけかもしれない」

オバマ「そのせいで、日本人は夏になると」

オバマ「みな痒いだけじゃなく、蚊に怒れなくて困ってるのさ」

オバマ「で、またその隙に蚊に刺されてさ」

オバマ「夏なんてただその繰り返しだ・・・・」

オバマ(泣く)

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「ほほお」

オバマ「おまえぜんぜん興味ないだろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

根本氏の疑問

根本「あのさ」

記者「はい」

根本「いつだったか、TVのニュース見てたんだけどさ」

記者「ええ」

根本「暴走する車の車載映像を紹介してたんだ」

根本「運転手はフロントガラスにカメラを置いて前方を映していた」

根本「で」

根本「その車はものすごいスピードで走ってるんだ」

根本「ロストハイウェイみたいな感じでさ」

根本「確かに危ないんだけどさ」

根本「映像を見る限り対向車も前を走る車もいなかったんだ」

根本「誰もいないのになぜキャスターがこの人物のことを迷惑運転と断言するのか理解できなくてさ」

根本「ブチ切れてるんだ」

根本「で」

根本「何かオレが怒られてる気がしてさ」

記者「・・・・」

根本「そしたらその日」

根本「カレー食おうとしたら米炊くの忘れてさ・・・・」

記者「・・・・」

根本「で、ご飯が炊き上がるの待ちながらさ」

根本「考えたんだ」

根本「あの暴走してたやつ」

根本「あいつはじつは、うんこが漏れそうだったのかもしれない」

根本「便所探してただけかもしれない」

根本「それだけのことだ」

根本「あのスピード感はあきらかにそのことを物語っている」

記者「・・・・」

根本「うんこが漏れそうな時ほど人間が弱くなる瞬間はない」

根本「普段のヤクザなら勝てないが」

根本「ウンコが漏れそうなヤクザならケンカしても勝てるだろう」

根本「ただ、もちろんあとで特定されてフクロになるかもしれないが」

記者「・・・・」

根本「あとさ」

根本「普段イジメられてるやつも」

根本「イジメっ子がうんこ漏れそうでトイレ探してる時に」

根本「先回りしてトイレに入ってれば」

根本「イジメっこを泣かすことができるんだ」

根本「ただもちろんこの戦法はトイレが一個しかない学校に限定されるんだが」

記者「・・・・」

根本「そんなうんこが漏れそうで困っている人間」

根本「弱ってる人間を迷惑な人間だと一刀両断にすることなど」

根本「ぼくにはできない!」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「なんとかしろよ」

記者「えっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「頭の中」

「どういうことだ?」

「あのTV局おかしいんじゃないか?」

「事件の目撃者がインド人なのはいい」

「それはぜんぜんいい」

「しかしだな」

「飲食店経営ってなんだよ?」

「カレー屋に決まってんだろ!」

「そこをぼかしていったい何の利点があるんだ・・・・」

「わたくしにはわからん・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オバマ氏の問い

オバマ「あのさ」

オバマ「ちょっと聞きたいことがあるんだが・・・・」

ヤツェニュク「はい」

ヤツェニュク「ぼくでよろしければ何なりとお聞きください」

オバマ「うむ」

オバマ「グレイってさ・・・・」

オバマ「著作権あるのかな?」

ヤツェニュク「バンドのGLAYのことですか?」

オバマ「いや宇宙人のグレイだ」

ヤツェニュク「宇宙人・・・・」

ヤツェニュク「いや」

ヤツェニュク「あれは目撃者が見たものを再現しているだけなので著作権なんかないと思いますが」

オバマ「アホか!」

オバマ「あんなもんいるわけねえだろ!」

オバマ「ということは誰かがデザインしたんだ!」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「でさ、オレ」

オバマ「グレイを主人公にしてマンガを描きたいんだ」

オバマ「で、もしその漫画がヒットした場合、著作権でモメるかもしれないからさ」

オバマ「そうなったら困るだろ?」

オバマ「だから漫画描く前におまえに聞いてみたんだ」

ヤツェニュク「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・ええ」

ヤツェニュク「そうですね・・・・」

ヤツェニュク「あまり強くは言いたくないのですが」

ヤツェニュク「たぶんその漫画ヒットしないから大丈夫じゃないかと思います」

オバマ「えっ・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

根本氏の問い

根本「あのさ」

記者‘「はい」

根本「納得できないことが起きたんだ」

根本「聞いてくれるか?」

記者「もちろんです」

根本「いくら考えても分からないんだ」

記者「そうなんですか」

記者「すごく興味があります」

記者「是非よろしくお願いいたします」

根本「うむ」

根本「じつはな・・・・」

根本「ホームレスのヒトがDont worry be happyて書いたTシャツ着てたんだ」

記者「ええ」

根本「でさ」

根本「おまえに言われたくないと思ってさ」

記者「はあ・・・・」

根本「まあそれはいいんだが」

根本「あの人はいったいあのTシャツをどこで拾ったんだ?」

根本「ホームレスだから買ってはいないと思うんだ」

根本「あきらかに誰かが落としたんだ」

根本「それを拾った」

根本「でもさ」

根本「いったいどういう状況でヒトがTシャツを落とすと思う?」

根本「しかもDont worry be happyて書いてあるんだ」

根本「いくら考えてもわからなくてさ」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

記者「・・・・」

根本「・・・・」

根本「何とかしろよ」

記者「えっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリーズ「オバマ氏の会話」

オバマ「あのさ」

ヤツェニュク「はい」

オバマ「この前ネット見てたらさ」

オバマ「飼い犬に『ぽてと』って名前つけてた人がいたんだ」

ヤツェニュク「そうなんですか」

オバマ「うむ」

オバマ「でさ」

オバマ「じゃがいもじゃなくて良かったな」

オバマ「って思ったんだ」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「・・・・」

オバマ「・・・・」

ヤツェニュク「ほほお」

オバマ「おまえぜんぜん興味ないだろ」

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