シリーズ「オバマ氏との会話」
オバマ(ぼそっ)
オバマ「玉のような赤子・・・・」
ヤツェニュク「え?」
オバマ「あ。いや、すまん」
オバマ「聞こえたか?」
ヤツェニュク「はい」
ヤツェニュク「玉のような赤子という言葉が・・・・」
オバマ「美しい日本語だと思わないか?」
ヤツェニュク「そうですね」
ヤツェニュク「赤ちゃんて丸いですからね」
ヤツェニュク「丸くて愛らしい」
ヤツェニュク「それを端的に表した美しい日本語だと思います」
オバマ「この美しい日本語」
オバマ「『玉のような』という言い回しをさ」
オバマ「オレはもっと広めたいんだ」
オバマ「赤ちゃんだけでなく、もっといろんなとこで使っていいと思うんだ」
オバマ「どうだ」
オバマ「発案に協力してくれるか?」
ヤツェニュク「はい!」
ヤツェニュク「力及ばずながら是非お手伝いしたいです」
オバマ「ありがとう」
オバマ「それじゃあ早速だが」
オバマ「いくつか発案してくれないか」
ヤツェニュク「はい」
ヤツェニュク「では・・・・」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「そうですね」
ヤツェニュク「『玉のようなおじさん』は如何でしょうか?」
オバマ「玉のようなおじさん・・・・」
オバマ「ふうむ・・・・」
オバマ「・・・・残念だ」
ヤツェニュク「えっ」
オバマ「オレはかわいいおじさんは嫌いなんだ」
ヤツェニュク「そうですか」
ヤツェニュク「それでは」
ヤツェニュク「『玉のような外人』は如何でしょうか?」
オバマ「ふむ」
オバマ「よくいる、太りすぎて家から出れない人のことか?」
オバマ「重機使って運び出したりしてるけどさ」
オバマ「あれは玉じゃないだろ」
ヤツェニュク「そうですね・・・・」
ヤツェニュク「では・・・・」
ヤツェニュク「『玉のような埃』は如何でしょうか?」
オバマ「いきなり人外か?」
オバマ「ふむ」
オバマ「それで思い出した・・・・」
オバマ「半年くらい部屋の掃除をしないと」
オバマ「部屋の中のわずかな気流に乗って埃が一ヶ所に集まって・・・・」
オバマ「部屋の隅で丸くなって転がってることがあるんだ」
オバマ「オレは野球ボールくらいの大きさのやつを発見したことがある」
ヤツェニュク「へえ」
ヤツェニュク「そうなんですか」
オバマ「うむ」
オバマ「あまりに存在感があったから」
オバマ「思わず名前をつけそうになったくらいだ」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「美しいですね」
オバマ「いや」
オバマ「美しくないだろ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「頭の中」
「ああ」
「昨日はびっくりしたな・・・・」
「だが、この驚きは誰にも理解されないだろう・・・・」
「ライオネル・リッチーがトラック転がしてたなんて」
「何で日本で働いてんだよ?」
「いや、わかってる」
「わかってるんだ(笑)」
「実際は似てるだけの人なんだ」
「当然のことだ」
「いや」
「でも」
「もしも・・・・」
「もしも、あれが本人だとしたら・・・・」
「そう」
「あれが絶対ライオネルじゃないという確実な証拠はないんだ」
「ライオネルがトラックを転がす可能性はゼロじゃない」
「彼が、巨額の印税生活に飽きたと考えれば至極自然なことだ」
「そう」
「彼は、身体を使って働きたくなったのかもしれない」
「汗水たらして働きたくなったのかもしれない」
「しかし、アメリカじゃ大騒ぎになる」
「だから、わざわざ来日してトラックを転がした・・・・」
「そうか!」
「そうなんだ!」
「やっぱりあれは」
「ライオネルだったんだ!」
「な、わけないだろ・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「バイデン氏の怒り」
「おい!ちょっとそこのおまえ!」
「そこで何やってんだ!?」
「うん?」
「何で柴犬を両腕で抱えてるんだおまえは?」
「何?」
「柴犬を運んでる?」
「柴犬を運ぶな!」
「歩かせろ」
「何?」
「喜ぶから運んでるだと?」
「そんなわけない」
「そんなことで喜ぶわけないだろ!」
「そうか」
「わかった」
「仮に喜んでいるとしよう」
「だが、犬の心の中なんか簡単にわかるわけないだろ!!」
「犬が喜んでるとか泣いてるとか人間にわかるわけがない!!」
「ちょっとその犬の顔見せてみろ!」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「喜んでる・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「実話」
根本「ふう・・・・」
根本「あのさ」
根本「ちょっと聞いてくれるか?」
記者「あ、根本さん」
記者「如何いたしましたか?」
根本「いや、じつは先日、大変な謎を目撃してさ」
記者「そうなんですか」
根本「うむ」
根本「だから誰かと、この謎をできるだけ早く分かち合いたくてさ」
記者「是非、内容をお伺いしたいです」
記者「わたくしたちでよろしければすべてをお話ください」
根本「そうか」
根本「ありがとう」
根本「ある日、ぼくは自宅一階の窓から外を見ていたんだ」
記者「はい」
根本「窓の外には向かいの宅が見えるんだが」
根本「お婆さんが庭仕事をしていた」
根本「その時、どこからかおどろおどろしい重低音が聞こえてきた」
根本「改造車だ」
根本「この改造車は何と、前の道をやってきた」
記者「はい」
根本「ぐおんぐおん言いながらだ」
根本「と、思ったらウチのまん前で停車したんだ」
根本「で」
根本「運転手がさ」
暴走族『よっ、ひさしぶり!』
根本「って、お婆さんに声をかけたんだ」
根本「そしたらおばあさんが・・・・」
お婆さん『えっ?おまえ誰?』
根本「って応えたんだ・・・・」
根本「その時、ぼくには何が起きたのかさっぱり理解できなかった・・・・」
記者「どちらかがボケていたということでしょうか」
根本「いや、わからない」
根本「ぼくには何も分からないんだ!」
根本「だから怖くて怖くて・・・・」
記者「なるほど・・・・」
記者「で、そのあとはどうなりましたか?」
根本「いや・・・・」
根本「ぼくはその後トイレに行ったからどうなったか知らないんだ」
記者「・・・・」
根本「・・・・」
記者「あの、根本さん・・・・」
根本「うむ」
根本「何かね」
記者「ちゃんと最後まで見届けてください」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「わたくしごと」
「もともとこのCDは1990年代にLPで所有していた」
「しかしこのLP、ジャケがジャケだけに、オフィシャルなベストだと思って買ったのだが、曲はみなオリジナルスタジオ録音のものではなく、どこかで録られたライブとか海賊盤に収められているような曲の寄せ集めだった」
「そう」
「わたくしは騙されたのだ・・・・」
「ジャケはオフィシャルなスタジオアルバムのパクリだし、それと呼応するかの如く、音も良くなかった」
「というか、音質にはバラつきがあり、ペギー・スーが一番ひどくてなんだか音が篭ってる」
「普通なら聞けたものじゃないだろう」
「だから最初こそはがっかりしたのだが、20代当時、せっかく買ったんだし、もったいないから、と何度もLPを聴いているうちに逆に『こっちの方が荒々しくてロックぽくていいじゃないか?』と感じ、信じられないことだが、いつのまにか愛聴盤になってしまったのだ」
「そういうわけで『これじゃなきゃダメだ』と思って長い間CD版を探していたのだが、なかなか見つからなかった」
「あんな半海賊盤のような内容だし、CDは出てないのかもな」
「そう諦めていたのだが」
「最近、やっとアマゾンでCD版を見つけて購入した次第だ」
「内容を聴いてドンピシャリ」
「あの時のLPと同じだ・・・・!」
「やっと手に入れることができたか・・・・」
「・・・・と、感慨もひとしおだったのだが」
「ただ、こうして改めて聴いてみると、若い頃に『良い!』と思っていたにも拘らず・・・・」
「それほどでもないような気もする・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「わたくしごと」
「冒頭になぜか殺陣の寸劇が収録されているが」
「何これ?」
「と思って見ていたら淳二が出てきた」
「うむ」
「年齢を感じさせない鮮やかな殺陣だ」
「・・・・と思ったのもつかの間」
「良く見たら違う人だった」
「・・・・考えてみたら」
「淳二が殺陣なんかやるわけない」
「しかも、この殺陣が後の展開に、どこでどうつながるのか不明だが」
「どうも単なる時間稼ぎだったようだ・・・・」
「次に『おまえら行くな』の人たちが出てきた」
「しかし、これが一時間続くとは思わなかった」
「淳二が目的だったのでマジに『おまえら出るな』という感想しか出ない・・・・」
「じつはレンタルしたのだが、買ってたらどうなったんだろ?」
「と、これが一番ゾッとした、という話」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「実話」
「ああ、びっくりした・・・・」
「ネット見てるとほんと」
「いろんな人がいるよ」
「飼い犬を『もも太郎』だなんて」
「いや」
「犬がもも太郎なら・・・・」
「桃太郎のお供の犬は誰だよ?」
「て話になるだろ」
「赤ちゃんに優しい犬もネットにたくさん出てくるが」
「あんがい」
「何だ?この極端に動きが遅いやつは??」
「だが、オレと同じで四足だから」
「犬なのかもな」
「それにしても・・・・」
「こいつはたまに尻尾を引っ張るが・・・・」
「そんなことで怒るわけにはいかない!」
「怒ったらオレの負けだ!!」
「などと思っているかもしれない」
「はっはっ言って愛嬌ふりまきながら」
「その実、葛藤してるんだ・・・・」
「まったく生意気なやつらさ」
「犬ってやつは・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「あのさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「走るゾンビが増えたよな」
ヤツェニュク「そうですね」
ヤツェニュク「初期の頃はみなのろのろ歩いていましたけど」
ヤツェニュク「そこはやはり差別化じゃないでしょうか」
ヤツェニュク「そうじゃなければいつまでたっても展開も変わり映えしないでしょう」
オバマ「でもさ」
オバマ「全速力で走るやつとかいるだろ」
オバマ「おまえオレより健康だろ」
オバマ「って思うんだ」
オバマ「健康なゾンビって何だよ?」
オバマ「ていうかさ」
オバマ「どんなゾンビ映画でもキャラたちが『うわあゾンビだらけだ!!』ってビビるんだけどさ」
オバマ「何でゾンビが増えるかっていったらゾンビが腕とかしか食わないからだろ」
オバマ「全部残さずに食えよ」
オバマ「そうすりゃゾンビも増えない」
ヤツェニュク「いや」
ヤツェニュク「ちょっと待ってください」
オバマ「どうした」
ヤツェニュク「ゾンビは増えないと怖くないでしょう」
ヤツェニュク「ゾンビがひとりだけしか出てこない映画をイメージして見てください」
オバマ「ゾンビがひとりしか出てこない映画だと?」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「おい」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「ぜんぜんおもしろくねえな」
ヤツェニュク「でしょう」
オバマ「つーか、ゾンビがひとりだとちょっと変わってるやつにしか見えない・・・・」
ヤツェニュク「だいたいゾンビがひとりだと逆に人間にいじめられそうじゃないですか」
オバマ「ふむ」
オバマ「それじゃあテーマが変わってしまうな・・・・」
ヤツェニュク「だいたい全部食えよなんて言ってたらゾンビの食事風景ばかりで全然盛り上がらないですよ」
ヤツェニュク「ゾンビは数で圧倒するから怖いんです」
オバマ「そうかもしれないけどさ」
オバマ「まだあるんだ」
ヤツェニュク「まだあるんですか」
オバマ「いや」
オバマ「まだあるんですか?って」
オバマ「あたりまえだろ!」
オバマ「おまえぜんぜん気付いてないのか?」
オバマ「毎回毎回どこに目をつけてゾンビ見てんだよ??」
ヤツェニュク「もうしわけありません」
オバマ「墓場から甦ったゾンビってさ」
オバマ「みんな五体満足だろ」
ヤツェニュク「ええ」
オバマ「何でおまえらぜんぜん腐ってねえんだよ?」
オバマ「おまえら全員、数日以内にしかも一度に死んだのか?」
オバマ「数百人が一度に死んだって」
オバマ「いったいおまえらの町に何が起きたんだよ??」
オバマ「そう突っ込まざるを得ないんだ」
オバマ「考えてみたらそっちの方が怖いだろ」
ヤツェニュク「はあ」
オバマ「あとさ・・・・」
オバマ「あいつらだいたい私服だしな」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「あのう・・・・」
ヤツェニュク「オバマさん・・・・」
オバマ「うむ」
オバマ「何かね」
ヤツェニュク「・・・・もうやめていただけませんか」
オバマ「どうしたんだ」
ヤツェニュク「ゾンビ映画が見れなくなります・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小浜氏の会話
オバマ「あのさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「この前、テレビでわけあり商品の特集やってたんだ」
ヤツェニュク「そうなんですか」
オバマ「うむ」
オバマ「でさ、形が崩れたお菓子とか果物、野菜を紹介していたんだ」
オバマ「わけあり商品はうれしいよ」
ヤツェニュク「ええ」
オバマ「そういうわけあり商品ていうのはすごく安いし」
オバマ「おまけに味は正規品とぜんぜん変わらないんだ」
オバマ「ありがたいことだな~と思いながら視聴しててさ」
ヤツェニュク「ほんとですね」
ヤツェニュク「最近は物価が高いですからね」
オバマ「ところがさ」
オバマ「最後に紹介されたわけありなんだけどさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「わけあり物件なんだ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「キャスターがさ」
オバマ「『この家で自殺者が出ました』とか紹介してるんだよ」
オバマ「なんだ?あいつの『ぜんぜん大したことないですよ~』みたいなトーンは?」
オバマ「で、オレもつい流れに乗って大したことないと思うところだったんだ・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「そういうわけで」
オバマ「わけありということで一軒家が数千万のところを数百万で売り出してたんだけどさ」
オバマ「なんかさ」
オバマ「同じわけありでもさ・・・・」
オバマ「最後のやつだけレベルが違うだろ」
ヤツェニュク「ええ」
ヤツェニュク「でもまあ」
ヤツェニュク「人によるんじゃないでしょうか」
オバマ「おまえはどうだ?」
ヤツェニュク「何のことでしょうか?」
オバマ「おまえならさ」
オバマ「わけありお菓子は買うか?」
ヤツェニュク「はい」
ヤツェニュク「もちろんです」
オバマ「だろうな」
オバマ「それはいい」
オバマ「じゃあ」
オバマ「わけあり野菜やわけあり果物は買うか?」
ヤツェニュク「もちろんです」
オバマ「うむ、そうか」
オバマ「で」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「・・・・」
オバマ「おまえならさ」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「わけあり物件は購入するか?」
ヤツェニュク「はい」
ヤツェニュク「もちろんです」
オバマ「ウソつけ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「人生」
(おやつ中の時間)
サンダース「バイデンさん」
バイデン「うむ、サンダースさん」
バイデン「どうしたのかね」
サンダース「いや」
サンダース「わしには厭なものがあるんだ」
バイデン「そうなのかね」
サンダース「うむ」
バイデン「それは何だ?」
サンダース「わしはドラえもんが来なかったのび太の人生がイヤなんだ」
バイデン「ふむ」
バイデン「それはわたくしもわかるな」
サンダース「そうかね」
サンダース「よかった・・・・」
サンダース「もしかしたらそんなこと考えてるのはわしだけなんじゃないかとすごく不安だったんだ」
サンダース「他人がそんな話してるの聞いたことないし」
サンダース「ネットでも見ないからさ」
サンダース「ずっと悩んでたんだ・・・・そんな風に思うなんて」
サンダース「わしは弱い人間なのかな、と」
バイデン「なに、そんなこと」
バイデン「わたくしなんかな」
バイデン「リアルなピノキオがイヤなんだ」
サンダース「何だと?」
サンダース「それはこわいな・・・・」
バイデン「こわいだろ・・・・」
バイデン「鼻が伸びるのもイヤだが」
バイデン「なにしろピノキオは木で出来てるからな」
サンダース「ピノキオのキオ・・・・」
サンダース「木男・・・・」
サンダース「こ、こわい・・・・」
サンダース「だがな」
サンダース「わしはもっともっとイヤなことがあるんだ」
バイデン「そうなのかい」
バイデン「それは何かね」
バイデン「聞いてあげるから洗いざらい話してみなさい」
サンダース「わしは・・・・白髪の犬がイヤなんだ」
バイデン「白髪の犬?」
バイデン「白髪の犬なんかいるか?」
サンダース「不思議だよな」
バイデン「何がかね」
サンダース「白髪は人間だけなんだ」
バイデン「そういえばそうだな」
バイデン「きみに指摘されるまでまるで気付かなかったよ」
サンダース「動物は年取っても白髪にならないんだ」
サンダース「もし動物が白髪になるなら」
サンダース「熊はみんなホッキョクグマになってしまうからな」
サンダース「だがもし動物も白髪になるなら白い犬とか白いネコもじつは年寄りってことになる」
サンダース「もしうまれたばかりのかわいい白い子犬がじつは白髪だったら?」
サンダース「おまえは何歳だ?」
サンダース「こんなにかわいいのにおまえは老いてるのか??」
サンダース「そんな恐ろしい事態に陥ってしまうんだ!」
サンダース「いったいどうしたらいいんだ?」
サンダース「うぐう」
バイデン「あのな」
バイデン「さっきから聞いてると」
バイデン「きみは考えすぎなんだ」
バイデン「年齢のせいもあるのかもしれないが・・・・」
バイデン「そうだ」
バイデン「今度わたくしと景色のいいところへ散歩しに行かないか?」
バイデン「気晴らしすればいいんだ」
サンダース「バイデンさん・・・・」
バイデン「大丈夫大丈夫」
バイデン「きみはずっと部屋にいるからダメなんだ」
バイデン「だから景色がいいところへ行こう!」
サンダース「きみという人は(涙)」
サンダース(そっと涙を拭う)
バイデン「景色がいいところへ行けば・・・・」
バイデン「・・・・きみのその涙も喜びの涙に変えることができるのさ」
バイデン「これでキマリだ!」
サンダース「あっはっはっはっは」
バイデン「わっはっはっはっは」
サンダース「あのう、看護士さん」
サンダース「おやつの時間はまだかね?」
バイデン「こら」
バイデン「ちょっと変えてパクるな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「あのさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「おれ、ネットでムカつく犬を見てさ」
ヤツェニュク「そうなんですか・・・・」
オバマ「そうなんだ」
ヤツェニュク「・・・・それにしても」
ヤツェニュク「犬好きなオバマさんがムカつく犬ってどんな犬なんですか?」
ヤツェニュク「リアルならよっぽど吠えるとかありますが、ネットでムカつく犬なんていったいどんな犬なんでしょうか」
オバマ「うむ」
オバマ「いや」
オバマ「名前がすごい普通なんだ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「コタロウとかコテツとかさ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「レオとかブンタとかさ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「つっこめねえだろ」
ヤツェニュク「えっ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「犬の名前って」
ヤツェニュク「つっこめないとダメなんですか??」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「あのさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「日本人てすごいへりくだる時があるだろ」
オバマ「さすがにそこまでへりくだると意味が違ってこねえか??っていうさ」
ヤツェニュク「ええ」
オバマ「特にお婆さんに多いんだが」
オバマ「若い人でも主婦になると」
主婦(これ、つまんないものですけど)
オバマ「とか言い始めるだろ」
オバマ「それと同じ経験をしたんだ」
ヤツェニュク「そうなんですか」
オバマ「うむ」
オバマ「ある日、オレは知り合いのお婆さんにお茶に誘われたんだが」
お婆さん(すごく汚いとこですけど、それでもよろしかったら、どうぞ)
オバマ「っていうんだ」
オバマ「いや、汚いなら掃除しろよ、と」
オバマ「うんこでも落ちてるのか?」
オバマ「落ちてたら拾えよ」
オバマ「って、ついつい口に出ちゃってさ」
オバマ「でも行ってみたらすごいキレイなトコなんだ」
オバマ「ゴミひとつ落ちていない・・・・」
オバマ「で」
オバマ「チラッとお婆さん見たら萎縮しててな」
オバマ「萎縮してる老人を見るのはつらいもんだな・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「その後の空気ったらなかったよ」
ヤツェニュク「お察しします」
オバマ「しかし、次の日も別のお婆さんに和菓子を勧められたんだ」
ヤツェニュク「そうなんですか」
オバマ「うむ」
オバマ「そしたらそのお婆さん」
お婆さん(これ捨てようと思ってたんだけど、おひとつ如何?)
オバマ「って言うんだ」
オバマ「捨てようと思ってただと?」
オバマ「それゴミだろ」
オバマ「オレにゴミ食わそうってのか?!」
オバマ「と思ったんだが、すぐに」
オバマ「そうか日本人はへりくだるから」
オバマ「捨てようと思ってたなんてのは気にしなくていいんだ」
オバマ「そう思いなおしてさ」
オバマ「で、1つと言わず、3つ頂いたんだが、すごくおいしいお菓子だった」
オバマ「まったく・・・・」
オバマ「日本人は自虐的なまでにへりくだることがあるからしようがねえよな」
ヤツェニュク「ほんとですね」
オバマ「でもさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「不思議なことに、それから2日くらい寝込んじまってさ」
オバマ「トイレから離れられなかったんだ」
オバマ「・・・・どうしたんだろう」
オバマ「って思ってさ」
ヤツェニュク「どうしたんでしょうね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「犬ってさ」
オバマ「よく舌を出してへっへっへってやってるだろ」
ヤツェニュク「ええ」
オバマ「あの時、犬はなに考えてんだろうな」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「そうですね」
ヤツェニュク「特に何も考えていないんじゃないでしょうか」
ヤツェニュク「犬が舌を出しているのは体温調節のためらしいですよ」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「何だと?」
オバマ「夢がないなおまえは・・・・」
ヤツェニュク「えっ」
オバマ「あれはな」
オバマ「犬のコミュニケーションの方法なんだ」
ヤツェニュク「はあ」
オバマ「あれがどういうコミュニケーションなのか理解するには」
オバマ「やっぱり犬と同じことしなきゃいけないと思ってさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「で、先日」
オバマ「犬の横でずっと舌を出してへっへっへってやってたんだ」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「そうなんですか」
オバマ「うむ」
ヤツェニュク「で」
ヤツェニュク「いかがでしたか?」
ヤツェニュク「犬の気持ちが分かりましたか?」
オバマ「ぜんぜんわからん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「記者会見」
記者一同「小泉元首相、おはようございます」
小泉「うむ」
小泉「みんなおはよう」
記者「今日はなぜわたくしどもをお集めになったのでしょうか?」
小泉「うむ」
小泉「ちょっと君らに伝授したいことがあってさ」
記者「そうなんですか」
記者「それは大変楽しみです」
小泉「まずその前に告白しておきたいんだが・・・・」
小泉「・・・・ぼくは時々太陽がどっちからあがるのか分からなくなるんだ」
記者「えっ」
記者「・・・・そうなんですか」
小泉「・・・・」
記者「・・・・」
小泉「でもいい解決法を編み出したんだ」
小泉「それを君らに伝授したいと思っているんだ」
記者「そうなんですか」
記者「その方法、是非お伺いしたいです」
小泉「そういうと思ったよ」
小泉「まず聞きたいが、きみらはバカボンの歌を知っているかね?」
記者「何となくは覚えていますが・・・・」
小泉「バカボンといっても一番古いやつだぞ」
小泉「こんな一節があるんだ」
小泉(西から登ったお日様が~ 東へ沈む~ え~ほんと~?)
小泉「ていうんだ」
小泉「バカボンはバカだからさ反対に覚えてるんだよ」
小泉「だからお日様は東から昇って西へ沈むことが分かるという仕掛けだ」
小泉「みんなもバカボンの歌を覚えなさい」
小泉「そうすれば太陽がどっちから昇るのか忘れても大丈夫だ」
記者「あのう」
小泉「うむ」
記者「大変もうしあげにくいのですが」
小泉「どうしたんだ」
記者「別にバカボンの歌を覚えなくても・・・・」
記者「普通に太陽は東から上って西へ沈むと覚えればいいんじゃないですか?」
小泉「・・・・」
記者「・・・・」
細川「・・・・」
細川(・・・・そういえばそうだな)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「ハムスターって丸いよな」
ヤツェニュク「はい?」
オバマ「いや」
オバマ「ハムスターって丸いよな」
ヤツェニュク「ええ」
ヤツェニュク「そうですね」
ヤツェニュク「ぼくもそう思います」
オバマ「あいつらを見てたらさ」
オバマ「人類で始めてハムスターを見つけた人は、絶対・・・・」
オバマ「丸いやつ」
オバマ「・・・・って呼んだと思うんだ」
オバマ「で」
オバマ「もしハムスターが歩いてるのを見つけたら・・・・」
オバマ「『おい!丸いやつだ!ここに丸いやつがいるぞ!』みたいな感じでさ」
ヤツェニュク「そうでしょうね」
ヤツェニュク「少なくとも」
ヤツェニュク「四角いやつではないですから」
オバマ「わからないのがさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「どうやって『丸いやつ』から『ハムスター』に名前が変わって行ったか?ということなんだ」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「おまえはどう思う?」
オバマ「丸いやつとハムスター」
オバマ「似ても似つかない言葉じゃないか」
オバマ「いったいどうなってるんだ??」
ヤツェニュク「あのオバマさん」
オバマ「うむ」
オバマ「何かね」
ヤツェニュク「ハムスターは英語ですよ」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「ふふふふ」
ヤツェニュク「え?」
ヤツェニュク「どうしましたか?」
オバマ「ハムスターはな」
ヤツェニュク「ええ」
オバマ「ドイツ語だ」
ヤツェニュク「え?そうなんですか?」
オバマ「ちゃんとwikiに書いてあるぞ」
ヤツェニュク「・・・・そうなんですか」
ヤツェニュク「それは知らなかった・・・・」
オバマ(ほくそえむ)
ヤツェニュク「いや・・・・」
ヤツェニュク「何なんですか、そのドヤ顔」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の苦悩」
オバマ「ブラックホールは恐ろしい・・・・」
オバマ「惑星どころか、光さえも、何もかも飲み込むんだ・・・・」
オバマ「このこと知ってからかな」
オバマ「散歩しても何をしてもブラックホールに飲み込まれるんじゃないかという不安に襲われるんだ・・・・」
オバマ「怖い・・・・」
オバマ「ブラックホールが怖い・・・・」
オバマ「いったいどうしたらいいんだ!」
バイデン「あのな」
バイデン「そんなのは気のせいだ」
オバマ「え?」
バイデン「ブラックホールなんか怖くない」
バイデン「わたくしが思うに」
バイデン「ブラックホールはカタカナだから怖いと思ってしまうんだ」
バイデン「ひらがなにしてみさい」
オバマ「はあ・・・・」
バイデン「騙されたと思ってわたくしの言うとおりにしてみなさい」
バイデン「そうすればブラックホールが怖いのは気のせいだとわかるはずだ」
オバマ「・・・・そうですか」
オバマ「じゃあやってみます・・・・」
オバマ「・・・・」
バイデン「・・・・」
オバマ(ぶらっくほーる・・・・)
オバマ「ほんとだ!全然怖くない!」
オバマ「なことねえよ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリーズ「小浜氏の苦悩」
オバマ「阿修羅・・・・か」
オバマ「どんな人だったんだろ」
オバマ「名前から想像するに、すごい怖い人だったんだろうな」
オバマ「おお、神よ・・・・」
オバマ「阿修羅と同じ時代に生まれなかったことに感謝いたします・・・・」
バイデン「あのな」
バイデン「そんなのは気のせいだ」
オバマ「え?」
バイデン「阿修羅が怖いなんて気のせいだ」
オバマ「気のせいですか?」
バイデン「そのとおりだ」
バイデン「阿修羅はたぶん漢字だから怖く見えるんだ」
バイデン「ひらがなだったら絶対怖くないぞ」
オバマ「そうかな」
バイデン「例えばだよ」
バイデン「暴走族は『よろしく』を『夜露死苦』と書くだろ」
オバマ「ええ」
バイデン「彼らは漢字を使って威嚇することを本能の次元で理解してるんだ」
バイデン「これがもしひらがなだったらどうだ?」
バイデン「個人商店のシャッターにスプレーででっかく『よろしく』と描いてもぜんぜん迷惑行為に見えないはずだ」
バイデン「ちょっと想像してみなさい」
オバマ「はい」
オバマ(個人商店のシャッターにスプレーででっかく)
オバマ(よろしく)
オバマ「ほんとだ!ぜんぜん迷惑じゃない!」
オバマ「普通の挨拶みたいだ!」
オバマ「なわけねえだろ!!」
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シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「うっじらんねえ」
ヤツェニュク「はい?」
オバマ「おまえさ、『うっじらんねえ』って言葉聞いたことあるか?」
ヤツェニュク「いえ、ぜんぜん聞いたことないですが」
オバマ「・・・・」
オバマ(泣く)
オバマ「・・・・オレが作ったんだ」
ヤツェニュク「え、そうなんですか」
オバマ「・・・・うむ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「ある日のこと」
オバマ「信じられないことが起きたんだ」
ヤツェニュク「どんなことでしょうか」
オバマ「そんなこと」
オバマ「もう忘れたよ」
ヤツェニュク「えっ」
オバマ「で」
オバマ「うっ、信じらんねえ」
オバマ「って言うのが何だかめんどくさくてさ」
オバマ「2つの言葉を組み併せてみたんだ」
オバマ「あの日、『うっじらんねえ』が生まれたんだ」
ヤツェニュク「なるほど」
オバマ「この言葉、すごい便利だと自負してるんだが」
オバマ「世間に広めようと思って使い続けた結果」
オバマ「いつも」
オバマ「え?何ておっしゃいましたか」
オバマ「と、聞き返されてさ・・・・」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「広まる気配も定着する気配もぜんぜんなくてさ・・・・」
オバマ「説明するのに疲れてしまった・・・・」
ヤツェニュク「はあ」
オバマ「だから、この言葉・・・・」
オバマ「もうおまえにやる」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「・・・・」
ヤツェニュク「あの」
ヤツェニュク「オバマさん」
オバマ「うむ、何かね」
ヤツェニュク「大変恐縮ですが」
ヤツェニュク「いりません」
オバマ「何だと?」
オバマ「オレが作った言葉だぞ!」
オバマ「例えおれだけしか使わなくても・・・・ずっと大事にしてきたんだ」
オバマ「おまえだけは・・・・おまえだけは使ってくれると思ってたのに!」
オバマ「まったく・・・・」
オバマ「信じらんねえよ!」
ヤツェニュク「いやいや」
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シリーズ「二階氏に聞く」
記者「あのう、二階さん」
二階「うむ」
二階「何かね」
記者「何か、こわっ」
記者「などと思った瞬間はありますでしょうか?」
二階「あるに決まってるだろ」
二階「わたくしも伊達に長生きしているわけじゃないんだから」
記者「はっ」
記者「もうしわけありません」
二階「・・・・知り合いから聞いたことなんだが」
二階「ある時、小さなお子さんが激痛に苦しんでいたので親御さんが救急車を呼んで病院に搬送したんだ」
記者「はい」
二階「親御さんは気が気じゃない」
二階「泣き喚いている親御さんが医師につかみかかって」
親御さん(ウチの子は大丈夫なんですか!)
親御さん(あとどのくらい生きてられるんですか!)
二階「などと喚いてるんだ」
二階「そんな状況の中」
二階「医師は場を和まそうとしたんだろうな」
二階「お子さんの症状は大したことないんだけど」
二階「ちょっとびっくりさせてから親御さんを安心させようと、余計なメリハリつけようとしたんだな」
二階「で、」
二階「医師は口を開いたんだ」
医師(お父さんお母さん、いいですか)
医師(心して聞いてください)
医師(お子さんの余命は・・・・)
記者「・・・・」
二階「・・・・」
医師(80年です)
二階「・・・・」
記者「・・・・」
二階「知人によると」
二階「親御さんは安心して喜んでいいのか」
二階「或いは『ふざけるな!』と怒っていいのか」
二階「戸惑って固まっていたそうだ」
記者「ウケて大笑いするということはなかったんですか」
二階「うむ」
二階「要するに医師はスベったんだ」
二階「激痛のお子さんよりも」
二階「医師の方が癒しがたい大きな傷を受けたんだ・・・・」
二階「このエピソードで学ぶべきことは・・・・」
二階「素人が漫画家や放送作家の領域に安易に踏み込むこと」
二階「その怖さなんだ」
記者「そういえば二階さんも以前、不用意にギャグを作って」
記者「ボツ」
記者「って言われたことありましたね」
二階(泣く)
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シリーズ「人生」
施設にて(昼食にカレーライスが出る)
バイデン「サンダースさん」
サンダース「うむ」
サンダース(スプーンを置き、口元を拭う)
サンダース「何かねバイデンさん」
バイデン「きみは死ぬ前に見たいものがあるかね」
サンダース「うむ」
サンダース「そうだな」
サンダース「そいつはいい質問だ」
サンダース「だがすぐには浮かばないな」
サンダース「ところで、きみはどうなのかね」
バイデン「うむ」
バイデン「わたくしは」
バイデン「わたくしは死ぬ前に、」
バイデン「『素の犬』が見たいんだ」
サンダース「ほほお」
サンダース「それはいいね」
バイデン「いいだろ」
サンダース「それじゃあ、わしはどうしようかな」
サンダース「そうだな」
サンダース「わしは、」
サンダース「『借りてきた猫』が見たいな」
バイデン「それはどういうことだね」
サンダース「『借りてきた猫みたいだ』という諺があるだろ」
サンダース「わしはその猫を見たいんだ」
バイデン「ふむ」
バイデン「きみが何を言いたいのか良くわからんが」
バイデン「それならば『犬も歩けば棒にあたる』の犬の方がいいんじゃないか?」
サンダース「・・・・!!」
サンダース「何だと?」
サンダース「そっちの方が難しいだろ!」
バイデン「えっ」
バイデン「そんなに怒ることはなかろう」
バイデン「そういう年頃なのかもしれないけれども」
サンダース「だいたいきみは歩いている犬が棒に当たるのを見たことがあるのかね?」
サンダース「え?」
サンダース「どうなんだね?」
バイデン「・・・・」
サンダース「・・・・」
バイデン「あのう、看護士さん」
バイデン「今日の昼食はカレーライスにしてくれないか」
サンダース「逃げるな」
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シリーズ「二階氏が聞く」
二階「ああ、きみ」
記者A「はい」
二階「ちょっと聞きたいことがあるんだ」
記者A「はい、どうぞなんなりとお聞きください」
二階「ゾンビ臭って何だ?」
二階「ゾンビ臭ですか?」
記者A「わたくし初めて聞きました」
二階「わたくしもそうなんだ」
二階「誰かしらんが」
二階「ゾンビの臭いを知っているということは」
二階「ゾンビに会ったことがあるんだろ?」
二階「どこにいたんだよ?」
二階「とにかく」
二階「いったいどこの誰がこんなひと騒がせな言葉を流布しているのか」
二階「無責任極まりない」
二階「ちょっときみ」
二階「責任者を探してきてくれないか」
二階「しっかりと叱ってやらねばいかん」
記者A「了解しました」
記者A「わたくし市街に出て調査してまいります」
記者A(走り去る)
稲田「あの、二階さん」
二階「うむ、何かね」
稲田「ゾンビ臭というのは洗濯用語です」
稲田「いくら洗っても復活する臭いのことなんです」
二階「何?」
二階「そうなのか?」
稲田「はい」
稲田「主婦ならんみんな知ってると思いますよ」
二階「それを早く言いたまえよ」
二階「恥ずかしいじゃないか」
二階(照れる)
稲田「・・・・いや」
稲田「恥ずかしいのは彼(記者A)の方なんですけど・・・・」
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シリーズ「小浜氏の会話」
オバマ「あのさ」
ヤツェニュク「はい」
オバマ「オレこの前さ」
ヤツェニュク「ええ」
オバマ「すごいびっくりしたんだ」
ヤツェニュク「そうなんですか」
オバマ「うむ」
ヤツェニュク「どんなことで驚かれたのでしょうか」
オバマ「『Skeptical』という単語の意味をネットで検索していたんだ」
オバマ「でさ」
オバマ「『懐疑的』という意味だったことが分かったんだが」
オバマ「そのサイトの例文がヘンでさ」
オバマ「スケベの顔はテカるという説に私は懐疑的だ」
オバマ「と、書いてあったんだ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「・・・・」
オバマ「この例文でいいのかよ?って思ってさ」
ヤツェニュク「そうですね」
ヤツェニュク「まあ」
ヤツェニュク「使い方は決して間違いではないんですけどね・・・・」
ヤツェニュク「あのこれ、もしかして」
ヤツェニュク「オバマさんが懐疑的になったというオチですか?」
オバマ「えっ?」
オバマ「あ、ああ」
オバマ「・・・・その通りだ」
ヤツェニュク「・・・・」
オバマ「おまえ、よくわかったな!」
オバマ「はっはっはっは」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「あの」
ヤツェニュク「オバマさん」
オバマ「うむ」
オバマ「何かね」
ヤツェニュク「・・・・」
ヤツェニュク「ぼくからふっといて何なんですけど・・・・」
ヤツェニュク「今、ぼくの方が懐疑的です」
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